この記事を読んでいるあなたは、おそらくこんな状況ではないでしょうか。

  • ユーザー系SIerを志望しているけど、日本総研(JRI)とMUITってどっちがいいの?
  • 給料や働き方、どこが違うの?

このブログでは以前、JRIとMUITそれぞれの就活実体験記事を書きました。

今回はその2社をあらためて横並びで比較してみます。採用情報・会社概要・社風・賃金カーブ・口コミまで、できる限り「公式情報」と「口コミ情報」を分けて整理しましたので、企業選びの参考にしていただければ幸いです。

Contents

日本総研(JRI)と三菱UFJインフォメーションテクノロジー(MUIT)の新卒採用情報

日本総合研究所(JRI)の新卒採用情報

JRIの新卒採用でまず注目したいのが職種区分の多さです。公式採用ページ(2027年卒向け募集要項)には、

  1. ITソリューション
  2. コンサルティング/インキュベーション
  3. リサーチ(エコノミスト)
  4. 本社スタッフ

という4つの区分があり、それぞれでコースや選考が異なります。

採用予定数はITソリューションだけで約400名程度と大量採用です。コンサルティング/インキュベーションは約30名程度、リサーチと本社スタッフは若干名と、IT部門が圧倒的なボリュームゾーンになっています。

選考フローは複数の体験談をもとに整理すると、

  • ES(Web提出)
  • Webテスト(テストセンター+クレペリン等)
  • グループディスカッション(実施有無は年度・コースによる)
  • グループ面接または個人面接(複数回)
  • 役員面接

という流れが多く報告されています。ただし年度・コースによりグループディスカッションの有無や面接回数に差があるため、ステップ数は「詳細不明の部分あり」として理解しておいてください。

加えて、ONE CAREERや就活ブログではリクルーター面談・OB訪問が評価に影響する可能性が繰り返し言及されており、公式には選考必須と明記されていないものの、実質的な接点として機能していると見られます。

職種区分が細かいということは、入社前から「私はITソリューションで金融DXを担いたい」「コンサルで政策提言に関わりたい」という具体的な希望を持っていることが問われやすい傾向もあると感じます。

採用ページを自分の目で確認すると、コースごとのメッセージや重点領域の違いが見えてきて、企業の温度感がよりリアルに伝わります。ぜひ公式サイトもチェックしてみてください。

https://march-syukatsu.com/company/sier-user/jri

三菱UFJインフォメーションテクノロジー(MUIT)の新卒採用情報

MUITの採用はJRIとは対照的に総合職(システムエンジニア)の一本立てです。コースは「オープンコース・データサイエンスコース・グローバルエンジニアコース」の3種類ですが、いずれも”金融ITエンジニア”としての採用という点で一貫しています。採用予定人数は約180名程度で、金融系SIerの中では多い方ですが、JRIのITソリューション単独と比べても人数は少なめです。

FAQには

  • 出身学部は文系・理系で約半々
  • ITスキルは入社後の研修で伸ばせる

と明記されており、情報系・非情報系を問わず広くエントリーを呼びかけているのが特徴です。

選考フローは、公式(マイナビ採用データ)に

  • 会社説明会(対面/Web)
  • エントリーシート提出 → 適性検査
  • 一次面接
  • メンターによる面談
  • 最終面接
  • 内々定

と明記されています。注目すべきはすべての面接が1対1(面接官1名:学生1名)という点。また最終面接前に現場社員との「メンター面談」が入り、「評価には影響しないが、働き方を具体的にイメージしてもらうための場」と説明されています。

採用プロセスの違いはその企業が新卒に求める期待値の違いにもつながります。JRIのように多段階・多接点型の選考は「自ら動いて情報を取りにいく積極性」を、MUITの1対1面接中心の選考は「素の人柄と志望度をじっくり見たい」という姿勢を感じさせます。JRIとMUITで選考フローや職種がかなり異なることは、記事の冒頭から伝わってきますね。

https://march-syukatsu.com/company/sier-user/muit

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JRIとMUITの会社概要

日本総合研究所(JRI)の会社概要

JRI(正式名称:株式会社日本総合研究所)は、1969年2月20日設立。三井住友フィナンシャルグループ(SMBCグループ)の非上場子会社です。本社は東京都品川区(大崎フォレストビルディング)と大阪市西区の2拠点で、海外にはニューヨーク・ロンドン・サンフランシスコ・上海・シンガポール・フィリピンの6拠点を持ちます。

従業員数は6,324名(2026年4月末現在)、売上高は2,994億円(2025年3月期)と、国内シンクタンク・ユーザー系SIの中でも最大級の規模です。事業は「ITソリューション(ユーザー系SI)」「コンサルティング・インキュベーション(経営・政策コンサル)」「リサーチ(シンクタンク)」という3つの機能を一体で持つ、独自のビジネスモデルが強みです。

直近の動きとしては、学生向け採用サイトで「2026年4月に証券システム領域(NKSOL部門)が新たにスタート」と告知されており、証券・金融デジタル領域への再編・拡張が進んでいます。SMBCグループの案件だけでなく、官公庁・スマートシティ・社会インフラなど外部顧客も持つため、事業の多角性が高い点も特徴です。

就活生から見たJRIは、「金融ITを起点に、コンサル・社会課題解決・海外展開まで射程に入る総合情報サービス企業」と表現するのが近いでしょうか。成長性・事業の広がりという観点で、ユーザー系SIの中でも一段階広いキャリアイメージを描きやすい会社です。

三菱UFJインフォメーションテクノロジー(MUIT)の会社概要

MUIT(正式名称:三菱UFJインフォメーションテクノロジー株式会社)は1988年設立で、三菱UFJフィナンシャルグループ(MUFG)のIT戦略の中核を担うユーザー系SIです。本社は東京都中野区(中野セントラルパークサウス)。従業員数は2,176名(2025年4月1日現在)で、JRIの約3分の1の規模感です。

事業のほとんどがMUFGグループ向けの内販であり、三菱UFJ銀行の勘定系・チャネル系・グローバルシステムの企画・設計・開発・運用保守が主力業務です。外販はほぼないという口コミが複数のサイトで共通して確認されており、「金融インフラを長期にわたり守り続ける」というビジネスモデルが安定収益の柱になっています。売上高の最新数値は公式では確認できませんでした(企業情報サイトでは「100〜300億円規模」という記載があります)。

JRIが「SMBCグループを起点に、官公庁・産業・海外まで事業を広げる総合情報サービス企業」であるとすれば、MUITは「MUFGグループのIT中核として金融インフラを静かに支える専業ユーザー系SI」という位置づけです。事業の広さと多様性ではJRIが、特定グループへの深い密着度と安定性ではMUITが強みを持ちます。

会社概要の違いは、仕事の進め方やキャリアの広がり方に影響しやすいです。JRIでは金融以外のプロジェクトにも関わる可能性があり、MUITでは金融業務を深く極めるキャリアが積みやすい傾向があります。

JRIとMUITの特徴

日本総合研究所(JRI)の特徴

JRIの特徴を整理すると、以下のようなポイントが公式情報・口コミの両面から浮かび上がります。

① SMBCグループ内外にまたがる事業多角性

シンクタンク・コンサル・ITソリューションを一体で持つため、同じIT職でも「金融業務×コンサル」「公共政策×DX」「社会インフラ×システム」と仕事の組み合わせが幅広いです。「ITだけでなく、社会課題や経営課題に向き合う仕事がしたい」という人には大きな魅力になります。

② 「強い個人の集団」を掲げるプロフェッショナル志向の社風

経営理念に「強い個人の集団を目指す」「変化と多様性を友とする」とあるように、主体性と専門性が強く求められる環境です。自分から動いて、自分でキャリアを作っていく姿勢が問われる会社だと感じます。

③ 知識エンジニアリング活動によるお客様価値共創

公式に掲げる経営理念の文言がこちら。ITソリューション職であっても、「技術者として手を動かすだけ」より「業務知識を活かして価値共創する」というスタンスが求められます。IT系・理系出身者にとっては、「技術力+ドメイン知識(金融・公共・産業)」のかけ算が武器になりやすい環境と言えます。

④ 6拠点の海外展開

ニューヨーク・ロンドン・シンガポールなど6拠点があり、グローバルな案件に関与できる可能性があります。「いつかは海外でも仕事をしたい」という志向がある人にとっては、ユーザー系SIの中では希少な環境です。

⑤ 採用規模の大きさと配属の幅

ITソリューション単独で年約400名という採用規模は、ユーザー系SIの中でもトップクラスです。配属の幅が広い反面、「希望通りの配属になるかは保証されない」という口コミも複数見られており、配属ガチャの可能性は念頭においておく必要があります。

「成長環境重視/専門性重視/社会課題に関わりたい」という軸を持ち、「最初から大きな舞台で鍛えられたい」と思っている人、あるいはコンサル志向と理系技術志向を両立させたい人には、JRIは有力候補に入ります。

三菱UFJインフォメーションテクノロジー(MUIT)の特徴

MUITの特徴は、以下の点が公式・口コミ共通して浮かび上がります。

① MUFGグループの金融インフラを支える社会的使命の大きさ

三菱UFJ銀行のシステムを担うということは、日本最大規模の金融インフラの一翼を支えるということです。「目に見えないけれど、社会を止めてはいけない仕事」というやりがいを語る口コミが多数確認されました。

② 文理不問・未経験育成を前提とした体系的な研修

FAQに明記されているとおり、「充実した研修制度・キャリア構築支援制度があるため、文系でも入社後にITスキルは十分伸ばせる」というメッセージが一貫しています。非情報系理系や文系の就活生が「SEになりたいけど不安」という人には、特に安心感のある会社です。IT系・理系出身者にとっては、ゼロから金融業務×ITの両輪を身に付けられる環境として、SE初心者〜中堅のキャリア形成に適したステージが揃っています。

③ 10連休必須取得制度をはじめとした手厚い福利厚生

年2回の連続休暇制度(10連休必須)・完全週休2日・通勤手当・住宅手当・家族手当・託児補助など、福利厚生の充実度は口コミでも高く評価されています。「まったりホワイトで働きたい」という人には、間違いなく有力候補です。

④ 穏やかで落ち着いた社風

JobtalkやOpenWorkの口コミでは「ギスギスした雰囲気は少ない」「金融グループらしく真面目で落ち着いた社風」という声が複数サイト共通で確認されており、人間関係の面でのストレスは比較的低そうです。

⑤ MUFGグループ向け内販中心の安定した仕事環境

外販がほぼないため、営業的なプレッシャーはほぼなく、仕事の流れがある程度安定しています。「景気変動に左右されにくい」という点も、SIerの中でMUITを選ぶ理由の一つとして複数の口コミで挙げられていました。

JRIが「成長機会を取りにいくタイプ」の人に向きやすいとすれば、MUITは「安定した環境で金融ITスキルを長期に積み上げるタイプ」の人に向きやすいです。「WLB重視/安定性重視/着実に専門性を深めたい」という就活の軸を持つ人にとって、MUITはユーザー系SIerの中でも最上位候補と言えるでしょう。

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JRIとMUITの給与・賃金カーブ

日本総合研究所(JRI)の給与・賃金カーブ

まず公式情報から整理します。2027年卒向け新卒採用募集要項に明記されている初任給は以下のとおりです。

  • 学部卒・専門4年制卒:月給302,000円
  • 修士了:月給328,000円
  • 専門3年卒:月給286,000円
  • 専門2年・短大・高専卒:月給276,000円

諸手当として、ワークスタイル手当・裁量労働手当・時間外勤務手当・深夜勤務割増手当・休日振替手当・通勤交通費が明記されています。賞与は年2回(6月・12月)、昇給は年1回(7月)です。

年代別の年収目安について、OpenWorkでは回答者の平均年収として729万円(レンジ300〜3,200万円)という数値が公開されており、OneCareer Plusでは年代別統計(〜24歳:717万円、25〜29歳:662万円、30〜34歳:844万円、35〜39歳:1,072万円)という参考データが掲載されていますが、投稿件数は17件と少なく、OneCareer Plus自身も「データが偏っている可能性あり」と注記しています。

したがって、ここでは「25〜29歳:660〜720万円前後(口コミ参考値・件数限定的)」「30代以降で伸びやすい傾向がある(口コミ参考値)」という傾向レベルでご紹介します。

賃金カーブの傾きとしては、「中堅以降で大きく差がつくタイプ」という印象がOpenWork・キャリコネ・OneCareer Plusの統計から読み取れます。20代は比較的フラットで推移し、役職が上がる30代以降に年収が一気に伸びるパターンが多いようです。また、「職種(IT/コンサル/リサーチ)による年収差が非常に大きい」という点も特徴で、コンサル・リサーチ職は高水準になりやすい一方、IT職でも残業代・賞与の比重が大きいという声が複数確認されました。

https://march-syukatsu.com/company/sier-user/jri

三菱UFJインフォメーションテクノロジー(MUIT)の給与・賃金カーブ

MUITの初任給(2027年卒向け最新募集要項)は以下のとおりです。

  • 学部卒・高専卒:月給300,000円
  • 修士了:月給310,000円

賞与は年2回(6月・12月)、給与改定は年1回(役割等級に応じて見直し)。諸手当は時間外勤務手当・家族手当・住宅手当・住居移転手当・通勤手当・託児補助などが明記されています。

年代別の年収目安については、Jobtalkで「平均年収約670万円前後」という全体値が確認できます。エンゲージ 会社の評判の年収口コミには「同業SIerより高水準」「残業代の比重が大きい」という声があり、20〜30代前半から比較的安定した水準になりやすい構造がうかがえます。

また「銀行本体出向者と比べると同じ仕事でも給与差がある」「銀行本体よりは低いが、IT会社としては高水準」という声も複数確認されており、MUFGグループ内での位置づけを意識したコメントが目立ちました。

賃金カーブの傾きとしては、「20〜30代前半から比較的高い水準を維持する安定型」という印象が口コミから読み取れます。JRIのような「中堅以降で急に伸びる」というより、早い段階から一定水準に乗りやすい傾向があるように見えます。

https://march-syukatsu.com/company/sier-user/muit

IT系・SIerの給与相場全体と比較すると、JRI・MUIT両社とも初任給30万円前後という水準は、独立系・中堅SIerと比べると頭一つ抜けた高水準です。ユーザー系SIerの中でも銀行系ユーザー系は特に初任給が高い傾向があり、

入社当初の初任給だけでなく、30〜40代でどう変わるかも重要な比較ポイントです。JRIのように「中堅以降で一気に伸びる」タイプは、成果・役職連動で将来のレンジが大きく広がる可能性がある一方、若いうちは思ったほど上がらないという体験談もあります。自分の就活の軸が「収入重視」なら、短期の初任給だけでなく10年後・20年後の賃金カーブをどう想定するかも考えてみてください。

また、ここ最近の日本では春闘におけるベースアップが積極的に行われており、口コミサイトに掲載されている年収データよりも100万円前後、実際の年収が上振れている可能性があります。2024〜2026年の春闘傾向を踏まえると、過去の統計データをそのまま鵜呑みにせず、「最近の動向を踏まえると少し高めに見ておく」という感覚を持っておくと良いでしょう。

https://march-syukatsu.com/company/general/1000-over

JRIとMUITの就活口コミ

※このセクションは各口コミサイトで複数件を横断的に確認し、「傾向レベル」でまとめています。個人の感想には個人差があり、部署・年次・時期によっても大きく異なります。OB訪問や説明会で自分の目で確かめることを強くおすすめします。

日本総合研究所(JRI)の口コミ傾向

選考に関する口コミ(複数サイト共通の傾向)

ESの設問は

  • 趣味・特技
  • 最も力を注いだエピソード
  • チーム・組織での役割
  • JRIの経営理念・考え方に共感したポイント
  • 仕事を通してどんな人生を描きたいか

といった内容が多く報告されています。価値観・経験・将来像を一貫して問う構成で、設問数・文字数ともにやや多めという声が複数見られます。

Webテストはテストセンター(言語・非言語・構造把握+性格検査)が基本で、コースによってはIT適性テスト(6部門構成・約1時間)が追加で課されるケースもあります。IT適性テストについては「暗号など対策しにくい問題が含まれる」という声があり、通常のSPI対策だけでは油断できません。

面接は「鋭い深掘り質問が多く、論理性・本質理解を見られている」「逆質問の時間が長い」という共通の声が確認されました。「JRIへの志望度・企業理解を短時間でアピールできる準備が必要」という指摘も複数あります。GDについては実施年度・コースによって有無が異なり、「ある」という体験記と「なかった」という体験記が混在しています。

入社後・社員口コミ(複数サイト共通の傾向)

ポジティブな傾向として複数サイト共通で見られたのは以下の点です。

  • 頭のキレる社員が多く、刺激的な職場環境
  • 大規模な金融・公共系案件に若手のうちから関われるケースがある
  • キャリコネ統計では有給消化率61%・月平均残業32.9時間と「IT業界の中ではやや働きやすい部類」という評価

一方、ネガティブな傾向として複数サイトで確認されたのは以下の点です。

  • 「コンサル希望で入社したがIT部門に配属された」「想像よりも内販(SMFG向け)色が強かった」という配属ギャップの声
  • 「保守的な側面もあり、変化に時間がかかる」という声
  • 「裁量は上位層に集中しがち」という声

IT系・理系出身者に関連する口コミ(重点)

IT系の観点では

  • ユーザー系SIとして要件定義・企画フェーズに関われる
  • 金融業務知識と並行してITキャリアを積める

という声がある一方、

  • 技術的には最新Web系より大規模基幹系が中心
  • 業務ドメイン知識の比重が高く、純粋な技術志向が強い人には物足りないかもしれない

という声も複数確認されました。

コンサル専門メディアでは「官公庁・スマートシティ・金融など社会課題に近い案件が多い」という評価があり、「社会インパクトの大きな仕事をITでやりたい」という人にはフィットしやすいと感じます。

口コミを読む際は、投稿時期・投稿者の属性(IT職か否か・在職中か退職済みか) に注意が必要です。JRIの口コミはOpenWork・就活会議・エンゲージなどで数千件規模あり、2024〜2026年の直近投稿も確認できるため、データの新鮮さという観点では信頼性は比較的高いですが、IT職・コンサル職に偏りがある可能性は念頭においてください。

三菱UFJインフォメーションテクノロジー(MUIT)の口コミ傾向

選考に関する口コミ(複数サイト共通の傾向)

ESは「自己PR」「学生時代に力を入れたこと」などシンプルな設問が中心で、文字数は500字程度というケースが多く報告されています。JRIと比べると設問の数・深さはやや控えめな印象です。

Webテストはインターン選考では標準的なSPI(非言語+性格)が多く、本選考ではGAB系のオリジナル問題(図形・推理など思考力を問う7部構成・約1時間)が出題された体験談もあります。標準SPI対策だけでなく、GAB系の問題演習もしておくと安心です。

面接は全て1対1で、雰囲気は終始穏やかというコメントが複数サイト共通で確認されました。内容はES記載内容への深掘り+逆質問中心で、圧迫面接の報告はほぼ見当たりません。GDについては主要な体験記で実施報告はほとんどなく、個人面接中心の選考が基本と考えられます。

入社後・社員口コミ(複数サイト共通の傾向)

JRIと比べると、「穏やか」「安定」「落ち着いた職場」 というキーワードが複数サイト共通で出てきます。ポジティブな声として共通していたのは以下の点です。

  • 10連休必須取得制度など、休暇が取りやすい職場環境
  • ギスギスした雰囲気はない
  • 金融グループらしく真面目で落ち着いた社風
  • MUFGグループの大規模金融システムに関われるやりがい

一方、ネガティブな傾向として複数サイトで見られたのは以下の点です。

  • 銀行本体出向者と同じ仕事をしても給与差がある
  • 外販がほぼないため、キャリアの幅は金融に特化しやすい
  • 最新Web系技術より金融基幹系が中心という指摘

IT系・理系出身者に関連する口コミ(重点)

IT系出身者にとって特に参考になる声として、

  • ユーザー系SIとして要件定義・上流工程にも関われる
  • 金融業務知識が深まる

というポジティブな声と、

  • 最新Web系やクラウド技術に積極的に触れる機会は少ない
  • 金融業務特化のため、汎用的なITスキルという観点では不安を感じる人もいる

というネガティブな声が確認されました。

「金融ITを極めたい」という人にはフィット感が高く、「IT全般のスキルを広く伸ばしたい」という人には物足りさを感じる可能性があります。

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筆者ならどちらを選ぶか

筆者の就活の軸の開示

この記事の結論を書く前に、筆者自身の就活の軸を先に開示しておきます(あくまで個人的な価値観です)。

  1. WLB(ワークライフバランス)重視:まったり働きたい、残業は少ないほうがいい
  2. 内販メインのユーザー系SIer志向:ノルマや外販プレッシャーがなく、安定した顧客基盤がある会社
  3.  給料・福利厚生のリアルをちゃんと調べる:建前ではなく、実際の賃金カーブや手当の実態を重視
  4. IT×金融のキャリアをある程度長期で積めること:転職を前提にしていない、腰を据えて働ける環境かどうか

ブログ読者(MARCH理系・SIer志望)への分析

このブログを読んでいる方は、おそらく「SIer志望、ユーザー系狙い」という方が多いかと思います。その視点でJRIとMUITを評価するとこうなります。

① 技術的成長環境・IT関連業務の比重

JRIは金融ITだけでなく、官公庁・公共インフラ・スマートシティ案件など多様なプロジェクトがあり、「社会課題×ITコンサル」的なキャリアを描きやすい環境です。一方MUITは金融基幹系に集中しており、「金融IT専門家」としての専門性を深めるには向きますが、汎用的なIT技術のキャリア幅は限られやすい。

② スキルアップ機会・案件の多様性

JRIは採用人数が多い分、プロジェクトの種類も豊富で、様々な案件を経験できる可能性があります。MUITは銀行系システムが中心ですが、「上流工程(要件定義・設計)から関われる」という点は大きな魅力です。文理不問・未経験育成という姿勢も、非情報系理系の方には安心材料になるでしょう。

③ 選考対策のしやすさ

MUITは1対1面接・穏やかな雰囲気・シンプルなES設問という構成で、面接対策の方向性が立てやすい印象です。JRIはリクルーター面談・OB訪問など接点が多く、「積極的に動ける人には有利、情報が少ないと不安になる人には難しい」というリアルがあります。

このブログの読者層(SIer志望)には、

  • WLB重視・まったり高給・安定志向:MUIT
  • 成長環境・IT×社会課題・多様なキャリア:JRI

をメインで考えることをおすすめします。

筆者の結論

今の筆者の就活の軸(WLB重視・内販メインのユーザー系・安定志向)で選ぶとすれば、筆者ならMUITを選びます。

理由はシンプルで、「10連休必須取得・穏やかな職場・金融インフラという安定した仕事」という要素が、筆者が就活で最も大切にしていた軸にぴったり重なるからです。

JRIも「行きたかった企業の一つ」であることは変わりませんが(実際に選考を受けていました)、JRIの「強い個人」「多様な事業・コース」という文化は、自律性の高さを求められる反面、配属ガチャや想定と違うキャリアになるリスクもある。その不確実性よりも、MUITの「金融インフラという揺るぎない基盤の上で腰を据えて働く」安心感に惹かれます。

もちろん、これはあくまで筆者の一例です。

  • プロフェッショナルな環境で早く成長したい
  • コンサルや社会課題系プロジェクトに関わりたい
  • 海外も視野に入れたい

という方には、JRIの方が断然フィットすると思います。最終判断は読者自身の軸と照らし合わせて、どうか自分の言葉で答えを出してください。

企業研究で大切なのは、情報を集めること以上に、自分が何を大切にしたいかを言語化することだと思います。JRIかMUITか、という答えは、「あなたの就活の軸が何か」によって変わります。このブログがその軸を見つける、または言語化する一助になれば幸いです。

口コミや評判はネット上の情報に過ぎません。百聞は一見に如かず。OB訪問を積極的に活用して、自分の耳で確かめてみてください。OB訪問サービス(ビズリーチキャンパスなど)を活用するのもおすすめです。

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