SEの登竜門でもある基本情報技術者試験。SIerであれば、どの企業でもほぼ取得が義務付けられています。そのようなことから巷では下記のような噂も。
- 文系だけど、基本情報技術者試験は1ヶ月間で余裕
- 理系だから、試験前1週間で合格できた
中には簡単に合格できる方もいます。だからと言って全員が
と考えるのは危険です。実際に過去問を見てみるとIT初心者はもちろん、理系の方でも結構難しい内容です。
実際に理系出身で現役SEの私からしても、結構難しいと感じました。そのため、1ヶ月ではなく、3ヶ月間コツコツ勉強をして、計画的に取り組みことをおすすめします。
そこで、どのように勉強したら、合格できるか実際に私が使っていた参考書や行っていた勉強法を解説していきます。
- 基本情報技術者試験にとにかく合格したい
- 文系出身だけど大丈夫かな
- 試験3ヶ月前からコツコツ頑張りたい
- とりあえずおすすめの参考書を知りたい
- あまりお金を掛けずに合格したい
もう既に時間が無い方、1ヶ月を切っている場合はこちらもおすすめです。
Contents
基本情報技術者試験に3ヶ月間で合格できた私のスペックを紹介
- 出身大学:MARCH理系(非情報系)
- 現在の職種:ユーザー系SIerのSE
- 受験月:10月(社会人1年目の秋)
- 勉強開始月:7月
- 勉強期間:3ヶ月間(1日2時間程度)
学生時代は理系出身ですが、非情報系のため基本情報技術者試験の勉強はしたことありません。しかも、SIerで現役SEですが、基本情報技術者試験で出てくるような知識はまったく使わない部署です。
そんな私が利用していた参考書や勉強法をこれから説明していきます。今回は基本情報技術者試験に合格するための勉強法です。根本的な内容から理解したい、知識を増やしたい方には、向いていませんのでご了承ください。
ちなみに基本情報技術者試験に合格したら。転職サイト(転職エージェント)に登録することをおすすめします。自分の市場価値が図れますし、給料や福利厚生がアップも十分可能です。
私の会社の先輩は、転職で年収400万円台から700万円台に待遇アップを勝ち取っていました。これは極めて珍しい例かもしれませんが、SIerから事業会社のIT部門に転職できれば、年収100万円upぐらいすぐに実現できます。
そもそも基本情報技術者試験(FE)とは何か?
概要
国が定める情報処理技術者試験の一つで、PG(プログラマー)やSE(システムエンジニア)のIT技術・知識を示すための資格です。
上記の表から見ても、IT資格の中でこの基本情報技術者試験が最も基礎的なレベルな国家資格と考えても大丈夫です。
実はこの基本情報技術者試験よりも簡単な『ITパスポート』という資格もあります。しかし、こちらは当たり前に取れるような資格なので、IT業界では受ける価値もそこまでなく、持っている方は少ないです。
実施時期や試験内容
試験は通年実施しており、好きなときに受験することができます。以前までは春と秋の年二回のチャンスだったのですが、コロナ禍を得て、令和2年からCBT方式の受験方式に変更となりました。自分の都合に合わせて好きなタイミングに受けられるのはとても嬉しいですね。
試験は科目Aと科目Bに分かれています。いわゆる旧午前問題と旧午後問題です。
- 科目A試験 多肢選択式(四肢択一) 60問90分
- 科目B試験 多肢選択式 20問100分
試験当日はこの科目Aと科目Bを同日に受験する必要があり、それぞれを別日に受けることはできません。
基本情報技術者試験は科目A/科目Bともに多岐選択式で、科目A/科目Bでそれぞれ6割以上(1,000点満点中600点以上)が合格のボーダーとなっています。科目A500点、科目B70点では合格できません。
また、素点方式ではなく、IRT方式での採点となっていますので、科目Aでしたら60問の6割でもある36問に正解すれば合格!というわけではありません。極論で言えば、40問正解しても不合格となる可能性もありますし、30問正解でも合格となる可能性もあります。
以前であれば合格者は全体のおおよそ20%~30%程度に収まりますが、CBT方式になってからは40~50%程度に引き上がりました。おおよそ40%前半と思って貰えれば大丈夫でしょう。
出題分野は『広く浅く』のため、範囲は多岐に渡ります。大きく3つの分野に分けられます。
- テクノロジ系(アルゴリズムとプログラミング、ソフトウェア、ハードウェア、データベース、ネットワーク、セキュリティなど)
- マネジメント系(プロジェクト、サービスマネジメント、システム監査)
- ストラテジ系(システム戦略、経営戦略、法務など)
この範囲の広さこそが、基本情報技術者試験の難易度が高い理由となっています。特にテクノロジ系の比重が高いですので、こちらを重点的に対策を行いたいです。
勉強時間はどのぐらいすれば良いのか?
世間一般的には、100時間勉強すれば合格できると言われています。しかし、実際に勉強してみて分かりましたが、100時間では到底合格できる力は付きません。
個人的には『3ヶ月×毎日2時間≒150時間~200時間』程度が必要と感じています。
間違っても1ヶ月で合格できると思わない方が良いです。普段からIT分野に関わっている方ならば合格できる力はあるかもしれませんが、まったくのIT初心者や社会人1年目の方は1ヶ月では無謀です。
3ヶ月間ぐらいコツコツ時間を掛けて、勉強することをおすすめします。
3ヶ月はどのようなスケジュールで進めれば良いか?
個人的な感覚だと以下のようなイメージです。
- 3ヶ月前~2ヶ月前:科目A対策100%
- 2ヶ月前~1ヶ月前:科目A対策50%、科目B対策50%
- 1ヶ月前~当日:科目A対策10%、科目B対策90%
3ヶ月前はこれから説明する過去問道場をひたすら周回。2ヶ月前からは徐々に科目B対策にシフトし、1ヶ月前からは集中的に科目B対策で良いでしょう。1ヶ月前になれば、科目A対策はスキマ時間やウォーミングアップとして利用する程度となります。
基本情報技術者試験の具体的な科目A対策!おすすめな参考書は?
おすすめ勉強法はひたすら『過去問道場』
とにかく一問一答形式の問題集を使って、様々な問題をひたする解きまくります。そして、問題・文章すら覚える必要があります。
私の場合問題を見たら、何番が回答か分かるぐらい覚えていました。問題と解答番号が体に染み付いていました。
確かにその通りで、私もそのように思っていた時期がありました。しかし、過去問を解いていると、『◯◯年と、◯◯年のこの問題似てない?』と思うことがあります。
実は基本情報技術者試験の多くは、過去問から問題が作られています。実際に半分近くは過去問から出題されている、と分析されている方もいます。
つまり過去問を繰り返し行っていると、実に半分近くの点数が稼げるのです。
一問一答の良さは『スキマ時間』にできることです。例えば電車移動中、例えば会社や大学の昼休み中等スマホさえあれば、どこでも解けます。
そのようなスキマ時間を活用するのが、合格への第一歩であり、webサイトの基本情報技術者試験ドットコムにある『過去問道場』がおすすめです。もちろん無料で使用することができます。
1問1答で解説付きでサクサク進めることが出来ます。過去15年分(30回分)ほどが載っており、質のみならず量も兼ね備えております。過去15年間分全てを覚える必要はありませんが、過去5年分(10回分)程度は軽く覚えておきたいです。
さらに、
- 選択肢をランダムに並べる
- 計算問題を出題しない / 計算問題のみ出題する
- 不正解だった問題だけを出題
- 学習履歴、達成度、試験毎の成績などの学習管理
などのように、無料とは思えないぐらいの機能があります。そのため、アプリよりもこの過去問道場を利用している方も多いと思われます。
よく間違える問題や分野に対しては、参考書を読んで重点的に理解していく方法がおすすめです。個人的に『キタミ式イラストIT塾 基本情報技術者』が好きです。絵や図がベースで書かれているので、活字嫌いの方にもすんなり読むことができます。初心者向けの参考書となっています。
過去問の一問一答だけだと不安という方へ
基本情報技術試験ドットコム(過去問道場)でも、
- アプリだけでは不安
- 回答だけではなく理由も知りたい
という方は参考書のようなテキストを購入することをオススメします。
基本情報のテキストは書店に行けば分かる通り、多くの会社から出版されています。そのため、『一番見やすい』、『一番読みやすい』参考書を実際に手に取ってフィーリングで探してみましょう。
個人的に分かりやすかったのは、『キタミ式イラストIT塾 基本情報技術者』です。図がベースで書かれているので、活字嫌いの方もすんなり読むことができます。
あくまでこの『キタミ式イラストIT塾 基本情報技術者』は参考書のような扱いで、問題集ではありません。問題集としては過去問が優秀です。過去問一覧はIPA独立行政法人の公式HPに載っています。
残念なことに、IPA独立行政法人の過去問には解説が載っていません。アプリも解説が付いているのは少なく、あっても1年分等と制限もあります。そのため、科目A問題も一問一問解説が欲しい方は、『基本情報技術者 パーフェクトラーニング過去問題集』が分かりやすくまとめられています。
パーフェクトラーニングは科目B問題の解説も載っておりますので、基本情報では重宝できる参考書・問題集です。多くの方は科目A対策というよりは、科目B対策として利用しています。
【まとめ】基本情報技術者試験科目Aのおすすめな参考書や勉強法はこれ!
これまでの基本情報技術者試験(科目A)のおすすめ勉強法、参考書をまとめます。
まずは基本情報技術者試験ドットコムの過去問道場です。こちらはwebサイトで完全無料で利用することが出来ます。
根本から理解したいという方には参考書も必要です。『キタミ式イラストIT塾 基本情報技術者』ならば、分かりやすい図がベースで書かれています。IT初心者でも読みやすい内容となっています。
本番さながらで過去問を解きたい場合は、IPA独立行政法人の公式HPでも無料で入手することが出来ますが、解説はありません。過去問一覧で、1問1問の解説も欲しい場合は『基本情報技術者 パーフェクトラーニング過去問題集』が分かりやすくまとめられています。
どちらかと言うと、この『基本情報技術者 パーフェクトラーニング過去問題集』は科目A対策よりも、科目B対策としておすすめの参考書(問題集)です。
基本情報技術者試験の科目Bの方が鬼門!まずは概要を紹介
基本情報技術者試験科目B問題は大きく2テーマに別れており、合計20問出題され、すべて解答する必要があります。
分野 | 出題範囲 | 問題数 | |
問1 | アルゴリズムとプログラミング | プログラミング全般 | 16問 |
プログラムの処理の基本要素 | |||
データ構造及びアルゴリズム | |||
プログラミングの諸分野への適用 | |||
問2 | 情報セキュリティ | 情報セキュリティの確保 | 4問 |
『アルゴリズムとプログラミング』と『情報セキュリティ』の2分野に分かれています。特に『アルゴリズムとプログラミング』の比重が高いことから、こちらに力を入れるべきでしょう。
科目Bには文章問題で、科目A対策のように1問1答が難しいです。そのため、こちらは必ず参考書(問題集)を購入しておきたいです。2,3冊購入する人もいます。ここではケチらず何冊か購入して対策するほうが良いです。
全般的に科目Bの対策に力を入れてください。科目A3割程度、科目B7割程度の勉強時間が良いバランスだと考えています。
基本情報技術者試験科目Bのおすすめな参考書を紹介!
基本情報技術者試験の科目B試験は科目Aと違って1問1答の暗記だけでは合格が難しいです。そのため、こちらはかなりの対策が必要です。まずは本屋に行って、パラパラ流し読みして自分が読みやすい参考書・過去問を使って勉強するのが一番良いです。
その気持ちは分かります。私も本屋に行って基本情報技術者試験の本を見ていましたが、結局何が良いのか分からず帰ったこともありました。そのため、これから具体的な科目B試験のための参考書を紹介していきます。
まずは共通しておすすめな参考書を紹介
まず、一番に強くおすすめするのは、『基本情報技術者午後試験対策書 (情報処理技術者試験対策書)』です。
この参考書は科目B対策のみに絞られており、解答を作成するためのポイントやノウハウが書かれており、論理的に導くことができます。
とにかくこの参考書に書いてあることを、覚えるような勢いで取り組めれば科目B対策もバッチリです。とにかく何度も何度も繰り返して問題を解き、解説を読みましょう。
唯一のデメリットが問題数が少ないことです。そのため、問題演習が別途必要です。それには『基本情報技術者 パーフェクトラーニング過去問題集』がおすすめです。
科目B試験の過去問はIPA独立行政法人の公式HPにも無料で載っています。しかし科目A試験と同様に科目B試験も解説がありません。解説のない科目B試験なんて解く価値がありません。
一方、この『基本情報技術者 パーフェクトラーニング過去問題集』では全ての問題に解説があります。過去4回分は紙面、その他14回分はPDF形式で解説が載っていますので、これさえやれば過去問演習は十分です。
別途対策が必要なのは『アルゴリズム』分野
実際に過去問を解いてみると分かりますが、アルゴリズムってかなり難しいです。とにかく数をこなして、頭に入れるしかありません。
- 問題を自力で解く
- 解説を熟読する
何度も何度も理解できるまで、上記ルーティンで頭に叩き込んでください。
一方でこのように感じている受験生も少なくないはずです。
もし、アルゴリズムに苦手意識があるのであれば、別途参考書を購入し、理解を深めましょう。例えば、福嶋先生の集中ゼミシリーズとも言われる、『うかる! 基本情報技術者 [科目B・アルゴリズム編 』が分かりやすいです。
イラスト入りで文系初心者向けにイメージしやすさ重視で書かれています。初歩の初歩から学びたい方におすすめの参考書です。
例えば、イメージしやすい『自動販売機』や『じゃんけん』を例に挙げてアルゴリズムを解説。その他、擬似言語問題の攻略法、よく出るパターンも紹介しており、アルゴリズム専用の練習問題も多数用意されています。
もう一度思い出してほしいのですが、アルゴリズムは科目B試験の8割を占めます。このアルゴリズムが万全でないと、合格する確率も比例して下がります。一方でアルゴリズムがバッチリだとそれだけ合格する確率も上がります。
『1冊分のお金が勿体無い』と思わず、2,000円程度ですので、苦手意識がある方は別途購入して対策しましょう。
とは言え、最後は問題の読みやすさとか『運』が関わってきます。この運を上げるには、一つでも得意な形に慣れておくことです。つまり、多くの問題を何度も繰り返し解くことで、自分に解ける問題(運を上げる)を増やしておきましょう。この考えが非常に大事です。
情報セキュリティは科目A対策+過去問だけで何とかなる
情報セキュリティに関しては出題数は2割とそこまで大きな割合ではありませんが、対策をしないと足元を救われます。
とは言え、アルゴリズムのように頭を使うものではなく、知識で太刀打ちできます。満点が取れるとは言えませんが、科目A対策で過去問道場で単語の知識を詰め込み、過去問を繰り返し解けば、十分合格圏内まで到達することができます。
それでも、もし、不安な受験生はアルゴリズムと同じうかる!シリーズを読破しておけば十分です。
個人的にはこちらの本を購入して、情報セキュリティの対策をするのであれば、アルゴリズムの対策をしておけ!派ですね。もちろんアルゴリズムが得意で、セキュリティが苦手なかたもいますので、そこは個人の裁量に任せます。
また、より試験日が近づいてきたらこちらの記事も参考にしてください。

【まとめ】基本情報技術者試験科目Bのおすすめな参考書や勉強法はこれ!
これまでの基本情報技術者試験(科目B)のおすすめ勉強法、参考書をまとめます。
まず大きく2冊です。この2冊は基本情報技術者試験科目B試験には必須級だと思ってください。
▼科目B対策:情報処理教科書 出るとこだけ!基本情報技術者[科目B]
▼科目B対策:基本情報技術者 パーフェクトラーニング過去問題集
また、多くの受験生はアルゴリズムに苦手意識を持っていますので、必ず対策してください。
▼アルゴリズム対策:うかる! 基本情報技術者 [科目B・アルゴリズム編]
【超まとめ】基本情報技術者試験のおすすめ参考書や勉強法を最後に!
ここまで読んで頂ければ、到底1ヶ月で合格できないのは分かりましたよね。ちなみに科目A/科目Bともに6割で十分です。
そのため、何かの分野を捨てる勇気も必要です。特に科目A問題は苦手な分野がある場合は、勇気を持って捨てましょう。その分得意な分野では確実に点が取れるようにしましょう。
最後に、もう一度ポイントをおさらいします。
科目A対策:
- 過去問道場で問題を解きまくる
- スキマ時間の勉強のみでも大丈夫
科目B対策:
- 過去問演習&解説熟読し、問題の理解が必要
- アルゴリズム問題の対策が重要
共通:
- 科目Aが3割、科目Bが7割程度のバランスで勉強
- 解説が一番大事!IPA公式の過去問だと解説がないので、過去問解説付きの参考書がおすすめ
結構本気で勉強しなくちゃ受かりません。特に科目B試験は結構難しいです。気を引き締めて勉強していきましょう。
最後に今回紹介した参考書(問題集)をまとめておきます。
▼科目A対策:キタミ式イラストIT塾 基本情報技術者
▼科目Aかつ科目B対策:基本情報技術者 パーフェクトラーニング過去問題集
▼科目B対策:情報処理教科書 出るとこだけ!基本情報技術者[科目B]
▼アルゴリズム対策:『うかる! 基本情報技術者 [午後・アルゴリズム編] 』
▼過去問一覧:IPA独立行政法人の公式HP

【番外編】基本情報技術者試験の当日のアドバイス
基本情報技術者試験は朝から夕方まで続きます。科目Aは1時間30分、科目Bは1時間40分と長時間頭をフル稼働させるので、正直疲れます。
チョコや飴などの甘い物も持っていき、試験前、昼休憩に補給しておくことがおすすめです。なんとなく頭の働きが良くなる気がします。

昔は午前と午後に分かれていたので、私は昼休憩で仮眠を取っていたのですが、今の休憩時間は10分ぐらいなのですね。なので、昼寝などはできませんので、前日はしっかり睡眠を取りましょう。一夜漬けなんてもっての外です。
【社会人番外編】基本情報技術者試験に合格したら転職も視野に?
例え基本情報技術者試験。されど基本情報技術者試験。基本情報技術者試験と言えば、IT業界、とりわけSIerにとって入門編の資格となっています。そのため、この基本情報を保有してても、今の会社で給料が上がるのは稀でしょう。
しかし、紛れもない国家資格です。転職を考えている人はこの基本情報技術者試験の資格を持っているのか、持ってないのかで大きな違いとなってきます。
今の給料に不満があるのであれば転職を考えるのも一つの選択肢です。特に今のIT業界(SIer業界)は人材不足に悩まされており、人手が急募です。年収が100万円上がるなんて普通にあることです。気になる方は以下の記事も併せて読んでみてください。
