大学生活も残り半年間、内定者の皆さんは何をして過ごしますか?
- サークル
- 部活動
- 勉強
- アルバイト
- 恋愛
- 卒業旅行
・・・など
私がおすすめするのは『資格の勉強』です。一番に力をつぎ込む必要はありませんが、コツコツ勉強する癖を付けておいたほうが良いです。
IT企業は『勉強がずっと続く』と耳にしたことありませんか?実際その通りで、私は大学生の時よりも勉強しています。
知識は業務を通してついて来るので、まずは勉強する癖をつけましょう。勉強しているのとしていないのでは、社会人としてスタートダッシュが違います。
ただ闇雲に勉強するよりも、社会人になって仕事に活かすことができることを勉強した方がいです。そのため、今回は大学4年生の内から、勉強しておいた方が良い資格を紹介します。
Contents
SIer内定者におすすめ資格1:【MOS】エクセル基本動作は完璧に
このようにSIerでもメインはプログラミングと考えている内定者は多いでしょう。半分正解、半分不正解です。
実際にユーザー系SIerで働いているに従事している身として、正直なことを言うとプログラミングなんてまったくやりません。もちろん部署によっては一概には言えませんが。
入社する時の説明で、『3年間はプログラミング』と言われていましたが、それでもほぼやりません。じゃあ何をするかと言うと、エクセルでの設計書作りや進捗管理です。
そこで、MOSという資格です。取る必要まではないものの、エクセルの勉強はしておいたほうが良いです。
コピーや貼り付けなど基本的なショートカットは、使わなくても業務は成り立ちます。しかし、このショートカットを知ってるだけで何倍・何十倍も業務効率が上がります。そのため、必要なエクセル操作は学生の内に身につけておきましょう。
エクセルを学ぶ上で、参考書は必須級です。様々な参考書がありますが一番のおすすめは『できるYouTuber式 Excel 現場の教科書』です。
よく紙の参考書って、
のように、見失ってしまうことが多いです。しかし、この参考書の場合、動画と連動しているので、視覚的に分かりやすく、簡単に実践することができます。
MOSの資格自体は取得する必要はないかもしれませんが、このようなエクセルスキルは身につけておきましょう。
SIer内定者におすすめ資格2:【基本情報技術者試験】内定者の内から勉強しておけば一歩リード
ほとんどの会社では、この基本情報技術者試験が必須級の資格です。情報処理試験の難易度は下記のとおりです。
ITパスポート << 基本情報技術者試験 << 応用情報技術者試験 << 高度情報処理技術者試験
ITパスポートは本当に必要ありませんし、この資格の勉強をするならば基本情報技術者試験や大学専攻の勉強をした方が有意義でしょう。
むしろ、SIer業界では、ITパスポートを持っている方が恥ずかしいという謎の風潮もあります。
IT系・システム系って字面だけだとイメージし辛いです。そのため、イラスト付きの方が初心者には頭の中で整理がしやすいです。私は理系でしたが、このキタミ式は取っ付きやすく、大変にお世話になりました。
SIerはなかなか社外へ成果を出しにくいです。そのためこのような資格でしか、社外と比較できません。
特に就活において企業のアピールポイントは資格取得による技術力です。技術力アピールのために資格推奨されますし、新卒採用でのアピールもよく資格力が使われます。
説明会で、『当社○○の資格保有率が80%以上』とか聞きませんか?その多くは報奨金を出すから資格取得しましょう。という風潮があるからです。これって悪いことではなく、むしろ良いことです。社員の知識も付き、会社もアピールしやすくなる。お互いwin-winの関係です。
一つアドバイスするとするならば、このような資格は入社後に取得した方がお得です。
多くの企業では、『企業の受験費用負担』や『報奨金(一時金)』があるため、入社後に資格を取得した方がお得なケースがほとんどです。大学生の内に勉強しておき、社会人1年目の春(4月)に取得するのが一番良いスケジュールでしょう。

基本情報技術者試験では一回の受験で、おおよそ6,000円掛かります。結構値が張りますので、会社が負担してくれるのは嬉しいですね。
また、基本給とは別に資格級などを持たせている企業もありますので、給料関係は下記の2つが考えられます。
- 一時金:受験費用負担や報奨金などがある
- 資格級などで給料に上乗せ
どちらに当てはまるのか、実際に働いている社員しか分かりません。このような情報は座談会やOB訪問等で確認しておきましょう。OB訪問であれば、ビズリーチ・キャンパスを使うと便利です。
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SIer内定者におすすめ資格3:【TOEIC】業務上関係ないけど、あるとかなり有利
確かに英語は必要のない業務が多数でしょう。しかし、英語ができれば選択肢が広がります。例えば海外研修がある企業ならば参加資格が得られます。多くの企業では、この海外研修の必要最低条件として、TOEIC600点以上など絶対的な数値が定められています。
もちろんTOEICではなく、話す力も必要ですが、それを測るのは実際問題難しいです。そのため、まずはTOEICの点数を伸ばすことだけを考えていれば良いです。
また、昇格要件として、TOEIC600点以上など定めている企業もあります。
引用:TOEIC公式HP(【導入事例】昇進・昇格の要件)
導入事例では、SIerでないものの、このようにTOEICを要件としている企業はあると思いますし、グローバル化が進む昨今では遅かれ早かれ導入が加速していくと予測できます。
さらに転職する時にもTOEICは重要視されます。TOEICの点数さえ良ければ転職無双できるとの噂も聞きます。あくまで噂ですが、良い点を持っていることに越したことはありませんね。
TOEICの場合、参考書は無限にあります。そして自分が500点を目指しているのか、600点を目指しているのか、900点を目指しているのかで、使用するべき参考書も変わってきます。
そのため、書店で手にとってパラパラと見た感じで自分に合いそうな参考書が一番良いです。参考までに私が使用している参考書を紹介しておきます。
SIer内定者に必要のない勉強はプログラミング
一般的なSIer社員であれば、プログラミングの予習は必要ないと思って良いでしょう。
しっかりした企業であれば、研修期間中にプログラミング研修があります。3ヶ月間の手厚い研修スケジュールが組まれている企業が多数です。さらに、職場配属になった後でもOJT制度が整っていたり、難易度の低いプログラミングから経験と、順を追って成長できますので、不要と言い切れます。
そして何よりも、エクセルの大事さで伝えたとおり、一般的なSIerではエクセルでの設計書作りやテスト計画、スケジュール管理がメインです。必ずしも難易度の高いプログラミング能力は必要ありません。
もちろん興味があれば、触ってみても良いですが、段階を追わないと挫折する可能性もあります。個人的にはプログラミングよりもアルゴリズムの理解の方が重要だと考えています。
頭で考えていることをアウトプットする練習と思って、アルゴリズムの勉強をしてみてはいかがでしょうか。基本情報技術者試験でもこのアルゴリズムが難問ですので、早めに考え方をインプットしておきたいです。
SIer内定者におすすめ資格のまとめ
ここまで紹介したことのおさらいです。
- MOS:エクセルの勉強をしておけば業務効率化
- 基本情報技術者試験:SIerで働くならば必須級
- TOEIC:キャリアプランの選択肢を広げるために
紹介してきて分かる通り、必ず取っておくべき資格はありません。それよりも報奨金や受験料などが企業負担など社会人になってから取った方が、お得なケースが多いです。
そのため、大学生の内には勉強する習慣をつけるだけで十分です。最後の大学生活を思いっきり楽しむ一方で、着実に社会人生活に向けた準備もしておきましょう。
