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企業系

【現役SEが解説】SIerのユーザー系・メーカー系・独立系の違いは?

SE(システムエンジニア)に興味を持った時に、ユーザー系・メーカー系・独立系のどこが良いのだろうかと一度は思ったことがあるのではないでしょうか。

seとsier
【現役SEが解説】SIerとSEの違いは何か?就活していると、SIerという業界があることに気が付きます。でも、SIerってSEと何が違うのか。今回は現役SEがSIerとSEの違いを比較して解説していきます。...

今回はSIerの中でユーザー系・メーカー系・独立系のどこが良いのかについて、それぞれのメリット・デメリットを紹介します。

当たり前ですけど、会社の人事は自分達のメリットを重点的に話します。

実際にユーザー系で働いてみて感じた、それぞれのメリットやデメリットを比較してみます。

あくまでユーザー系で働いている私からした主観的意見ですので、参考程度にお願いします。

ユーザー系SIer企業(ユー子)の特徴は?

就活界隈でよく使われている『ユー子』とはユーザー系SIer企業のことです。システムのユーザー系子会社から由来されています。

銀行、生保、損保、商社などを親会社に持つ会社で、元々は『そのような会社の情報システム部門が大きくなりすぎたので、システム会社として独立した』と思ってもらって大丈夫です。

ちなみにユーザーとは、上記のような銀行で働いている人、生保で働いている人のことを指します。そのため、ユーザー系SIerとは、銀行や生保といった企業の人が使うシステムに関わります。

例としては、下記のような企業が挙げられます。

その他にも、私が就活時の選考に進んだ企業は、下記にてまとめています。

基本的には親会社のシステムに関わるため、システム知識だけではなく、親会社の業務知識も必要となります。例えば、銀行ならば銀行業務の知識、生保ならば生命保険の業務知識が必要になります。

そのため基本情報や応用情報、高度情報などのシステム資格以外にも、銀行系の資格、保険系の資格など、親会社の業界資格も昇格に必要となってくる会社もあります。このようなことは座談会で聞くべきリストです。

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ユーザー系SIer(ユー子)のメリットは?

業績が安定している

親会社が大企業であればあるほど、ユーザー系企業も安定した会社となり、潰れることはまずないでしょう。

黙っていれば親会社から仕事が降ってくるため、仕事に困ることはないです。もちろん社員自体のスキルアップは必要ですので、前述の通り資格取得等には口うるさく言われます。

特にユーザー系企業(内販)の場合、売上や利益などが表に出にくいです。そのため、会社説明会ではこのような財務には触れずに、社員の技術力をアピールするため、資格を引き合いに出すことが多いです。

外販もしている会社の場合、売上や利益などもアピール材料です。NRIやSCSKなどは利益率が良い企業とも知られています。

ホワイトな環境で働ける

システムエンジニアって、『よく残業ばかりしているんじゃないの?』と世間では思われています。

しかし、ユーザー系企業は残業はそこまで多くはありません。最近では『働き方改革』等で残業時間を規制している企業もあり、早帰りデーや36協定をしっかり遵守している印象があります。

もちろん、システム開発には波があるため、プロジェクト等が忙しくなると、残業時間が80hを超えることもあります。ちなみに私は平均月20hほどです。おおよそ一日1時間程度の残業です。

福利厚生も親会社に付随することが多く、全企業の中でも整っている方だと思います。特に休暇制度は充実しています。

自社で働ける

ユーザー系企業は自社で働くことが多いので、親会社の開発に関わっているならば客先常駐はありません。あっても親企業の本社勤務など東京近郊が多いです。

さらに親会社のように全国拠点を持っているわけではありません。基本的に東京周辺に拠点を持っているため、結婚後など家購入等の人生設計も立てやすいです。立川や多摩などならば、都心ではないので住みやすそうですね。

会社名本社(他拠点)
東京海上日動システムズ多摩(大阪)
SOMPOシステムズ立川(中野、新宿等)
MS&ADシステムズ高田馬場(千葉ニュータウン)
ニッセイ情報テクノロジー蒲田(永田町、大阪、仙台等)※外販有
第一生命情報システム豊洲(新宿、多摩等)※外販有
明治安田情報テクノロジー東陽町 ※外販有
三菱インフォメーションテクノロジー晴海(中野、多摩、海外等)
日本総研大崎(品川、大崎)
みずほ情報総研神田(新宿、大阪等)※外販有
農中情報システム豊洲(昭島、福岡等)

メーカー系や独立系と比較しても、内販のみのユーザー系SIerは客先常駐ではないため、プロジェクト毎に勤務先が変わることは少ないです。

しかし、ユーザー系SIerの中でも『多くの拠点を持っている』『外販も手がけている』企業は、部署によって勤務先が変わることもあるので注意が必要です。

親会社の経営戦略に関われる

今の世の中はIT戦略が最重要課題です。多くの企業の経営計画にIT(デジタル化)が計画に入っています。

そのようなIT領域はシステム会社の技術が必要で、必然的にユーザー系システム会社の需要は高まります。そのため、システム会社から親事業会社へ出向もあります。

今の世の中ではデジタライゼーション化が推し進められていますので、身近に体感できるのではないでしょうか。

ユーザー系SIer(ユー子)のデメリットは?

技術がつきにくい、システム知識がつきにくい

プログラミングやテスト工程などはベンダーに依頼することが多く、スケジュール管理やドキュメント作成などのエクセル管理に重きを置いています。

『設計はするからシステム化よろしく』というスタンスです。よくユーザー系の会社では、『プログラミングは新卒3年間だけ』という風潮があります。

そのようなことから、転職する際にアピールできるスキルはメーカー系・独立系と比較したら少ないです。そのためにも下記2つを意識すると良いです。

1つ目はプロジェクト管理の規模です。大きなプロジェクトを遂行した経験があればあるほど重宝されます。

2つ目は資格取得です。報奨金や奨励金がある企業が多数ですので、資格取得には必ず力を入れましょう。資格は唯一公平に評価することができる制度です。

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出向者がいるため出世しにくい

社長や役員、部長などは基本的に親会社からの出向者が占めています。

そのため、出世できても課長レベルが多いです。部長クラスとなると、かなり限られてきます。社長や役員クラスは、ほぼないと思ってください。さらに課長も中途採用者が多く占め、新卒当時のプロパー社員には限りなく狭き門です。

また、出向者と比較しても給料が8割ほどと言われています。出向者は親会社から給料を貰っているため、ボーナスなどがユーザー系プロパー社員とは段違いになります。

親会社の場合、年7,8ヶ月程度貰っている会社もあるにも関わらず、ユーザー系SIerはおおよそ年3ヶ月程度です。これは内販企業の場合です。利益をもたらす外販企業は、年6ヶ月程度は貰える会社もあるようです。

事業会社と比べて給料が安い

内販SIerに起こりうることですが、事業会社(銀行や生保、証券等)のシステム開発を行うため、給料が事業会社社員と比べて少ないです。

特に事業会社からグループ会社のユーザー系に出向してきた社員は、事業会社から給料を貰っているため、同じ仕事をしても給料が少ないのを気にする人もいます。

三菱UFJ銀行から、三菱インフォメーションテクノロジーと言った、同じグループ会社に出向のようなイメージです。

おおよそ給料は、事業会社の8割ほどと思ってもらえば想像しやすいです。また、営業努力等もないため、ボーナスも低めに設定されています。

外販に力を入れている場合はこれに当てはまらず、高給な企業も存在しています。例えばNRIやSCSKなどが代表的です。

外販に携わる可能性もある

ユーザー系の会社もあり、外販の場合は他社への客先常駐となる可能性もあります。

外販は主に生保、商社が事業範囲を広げており、反対に銀行(MHIRを除く)や損保は内販がメインです。

外販を行うことは企業の利益のためですので、企業自体成長しようとしている姿勢を伺うことができるので、悪いことばかりではありません。

まったり内販が良い場合は、損保系ユーザー企業や銀行系ユーザー企業がおすすめです。しかし、現在内販のみの企業でも、将来的には外販に関わる可能性があります。

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メーカー系SIer企業(メー子)の特徴は?

メー子とはメーカー系SIerのことです。メーカー系システム子会社の略です。

コンピューターのハードウェアを作っている情報システム部門が日本国内企業では、NECや富士通、日立が代表であり、外資系のIBMやアクセンチュア、日本HPなどもここの括りに含めることが多いです。

その中でのメー子とは、下記が代表的な企業です。

メーカー系SIer企業(メー子)のメリットとは?

安定している

こちらも親会社が大きいため、NECや富士通、日立が潰れることはまずないでしょう。

しかし、最近では事業再編や早期退職募集、人材配置の転換などのニュースがあり、今後どうなるのか分かりません。

給料が良い

メーカー系本体(NEC等)の7,8割ほどの給料と言われておりますが、ユーザー系や独立系よりも給料が高い傾向があります。

もちろん、メーカー系SIerよりもメーカー系本体の方が給料が高いですので、行けるのであれば親会社の方に行くことをおすすめします。

様々な業界に関わることができる

ユーザー系SIerと違い、多くの分野に関わることができます。

SIer業界では金融業界の規模が格段に大きいです。その中でもメーカー系SIerは銀行や生保、損保など様々な会社と取引していることがあります。本人の希望次第ではそのような多くの会社と関わることができます。

また、同じ業界の中でも最初は三菱UFJのシステム、5年後には三井住友銀行のシステムに関わることがあります。特に小規模案件よりも、大規模案件に関われることが多いので、自分の経験やステップアップに繋がります。

メーカー系SIer企業(メー子)のデメリットとは?

客先常駐

プロジェクト単位で動くため、次から次へ転勤する方もいます。転勤があるものの、ユーザー系企業への客先常駐の場合は、東京近郊が多いです。

この客先常駐は、考えようには多くの人と仕事ができるので人脈が広がります。そのため、引き抜きがあったり転職活動の際には、有利に働くこともあります。

出世しにくい

ユーザー系と同様に、本体(親会社)からの出向者が部長以上は多く占めているようです。出世したい場合には、親会社本体に入社するしかないですね。

業界研究をしたい場合には、業界地図など書籍を用いて研究すると良いです。私が本当に読んで良かった就活本を紹介しています。

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独立系SIer企業の特徴は?

メーカー系でもユーザー系にも属さない、それ以外の会社です。下記はウィキペディアより引用です。

親会社を持たない、資本的に独立した会社。独立系の会社の子会社もこちらに分類される。メーカーや他のSIerからの下請け業務を行うこともある。
引用:Wikipediaより

世間的なシステムエンジニアのイメージは、独立系の方々を指しているといっても過言ではありません。SIerの中でも9割以上は独立系に分類されるでしょう。また、それと同時にSIerを支えているのはこの独立系です。

独立系と言えば、独立系最大手のTISや富士ソフト、大塚商会などが有名企業です。その他9割以上は就活時に名前も聞いたことのないような会社が多いです。

独立系SIer企業のメリットとは?

様々な業界に関わることができる

メーカー系と同様で、様々な業界と関わることができます。

まだどのような業界に携わりたいか、はっきり決まっていない方はこのような独立系に入社し、入社後に決める・希望を伝えることも良いですね。

容易に採用されやすい

今のご時世、SIerの人材が不足していると言われています。例えば富士ソフトを例に出すと、

  1. 2016年度入社 393名
  2. 2017年度入社 500名
  3. 2018年度入社 700名(予定)

と年々増加傾向にあり、業界としてもそのような傾向です。

もちろんすべてがすべて当てはまるわけではありません。私が選考に進んだTISは独立系最大手企業ですが、こちらは難関企業としても有名です。

とにかく人材が必要なので、就活の選考もユーザー系やメーカー系に先立って行われる印象があります。1dayインターンシップなどがあれば、早期選考ルートがある企業も多数ありますので、絶対に参加しておくべきです。

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システム開発(プログラミング)ができる

プログラミングがしたくてSIerに入社したにも関わらず、いざ仕事をしてみるとドキュメント整備ばかり。

ユーザー系SIerに入社すると上記のようなギャップがあるかもしれません。なぜかと言うと、ドキュメント(設計書・仕様書)を作成して、システム開発は独立系SIerに発注(依頼)しているからです。

反対に言うと、独立系SIerはプログラミングに関わる機会がユーザー系やメーカー系と比較しても多いですので、入社前と入社後のギャップないかもしれません。

独立系SIerのデメリットとは?

残業が多い

ユーザー系からの依頼をこなすため、残業が多いです。

仕事上、「ユーザー系=独立系」と同じ立ち位置ではなくてはいけないですが、どうしても「ユーザー系>独立系」とユーザー系が上に立つことが多くなってしまいます。

そして、断れる風潮もありません。独立系のビジネスプランは、通常2人月掛かる案件を、1人月で終わらす。そうすれば、2人月-1人月=1人月が利益に繋がり、その積み重ねが会社の利益になります。そういうことから、仕事量は必然的に多くなります。

離職率が半端ない

労働環境の悪化などから、離職率が凄いです。そのようなことを見越して、大量に採用していると思われます。一度ユーザー系やメーカー系の企業と比較してみると一目瞭然です。

資格をどんどん取得するような方は、よりレベルの高い会社へステップアップする傾向があります。しっかり経験を積んだ方は、IBMやアクセンチュアなどの外資系企業へのステップアップも可能です。

必ずしも離職率が高いわけではありませんので、優良独立系SIerを探すのも良いですね。

最適なソリューションを提供できない

会社説明会でよく、『ユーザー系にもメーカー系にもない、囚われない最適なソリューションを提供できる』と聞きます。

客先常駐の場合、残念ながらそのようなことはできません。これは私がユーザー系企業で働いてみて分かった結果です。

もちろん自社開発の場合は、そのようなソリューションを提供できるかもしれませんが、私自身その現場で働いたことがないので分かりません。

ユーザー系・メーカー系・独立系SIerのまとめ

感覚的にメーカー系・独立系はシステム開発技術が高く、ユーザー系はマネジメント系が強みです。

自分がどんな仕事をしたいか、どんなキャリアプランかで大きく変わってくるため、何をやりたいのか自己分析などではっきりさせておきましょう。

『自己分析の仕方が分からない』という方は、キャリアチケットでアドバイスを貰うことも良いですね。

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主観的なユーザー系・メーカー系・独立系の比較は下記のとおりです。まったくデータ等はありません。

  1. 仕事量:メーカー系=独立系>>ユーザー系
  2. 給料:メーカー系>>ユーザー系≧独立系
  3. ホワイト環境:ユーザー系>>メーカー系>>>独立系
  4. 福利厚生:ユーザー系≧メーカー系>>>>独立系

(あくまでユーザー系SIerで働いて実感した主観的な意見)

最後に・・・

ユーザー系・メーカー系・独立系は、どれが一番良いと言う絶対的基準はありません。自分が何をしたいのかによって、おすすめな企業が変わります。

しかし、『入社前のやりたいこと』と『入社後にやっていること』が全然違うかもしれません。

例えばプログラミングをしたかったのに、ドキュメント管理ばかり。javaをやりたかったのにCOBOLなど。

本当にやりたいことがある場合は、転職活動をした方が自分のためになります。もちろん部署間異動も考えられますが、希望通りに行かないことも多々あります。それならば、やりたいことができる会社を探したほうが早いです。実際に多くの会社は『〇〇分野に挑戦したい人』を転職として募集しているので、希望が通る可能性が高いです。

また、今のご時世では、転職者の方が新卒採用よりも優遇されることが多いです。実際に私の勤めているシステム会社の管理職は、ほとんど出向者と中途入社の方が占めています。

今までは年功序列で、ずっとその会社にいた人が優遇されていましたが、最近では変わっています。転職することによって、給料も役職も上がる場合が多いですので、今の会社に不満がある方はまず転職サイトに登録することをおすすめします。

今、気になった瞬間に転職サイトに登録しないと損しますよ。

自分の実力ならば、どのくらいの給料がもらえるのか確認できますし、やっぱ転職活動止めたと言った場合は、サイトから登録削除すれば良いだけですしね。

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私はマーチ理系出身で、就活ではSIerや通信、金融系を見てきました。

特に個別説明会83社を代表に、座談会・ES・GD・面接など数多く受け、企業の雰囲気、志望動機や学歴等就活で感じたことを公開しています。その他就活に役立つサービスも触れていますので、就活初心者はぜひ見て下さい。

 

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