日本最大の生命保険会社である日本生命のシステム会社です。ニッセイ情報テクノロジーはNISSAY ITとも言われています。
損害保険システム会社や他の生命保険システム会社とは、どのような違いがあるのか紹介していきます。
Contents
就活で感じたニッセイ情報テクノロジーの特徴
事業内容
主に親会社である日本生命のシステム設計から運用保守までIT戦略を担っています。内販だけではなく、外販にも力を入れています。例えば、
- 生損保
- 共済
- 金融機関
- 保険代理店
- 医療保険者
- 医療機関、介護事業者
- 自治体
など、金融業界に限らず様々な業界に関わることがあります。国内の生命保険会社であれば、
- 第一生命テクノクロス(第一生命情報システム)
- 明治安田生命テクノロジー
- かんぽシステムソリューションズ
- フコク情報システム
- スミセイ情報システム
など、ユーザー系SIerのシステム子会社を持っている企業が多数です。どのような会社の外販を行っているのか聞いた所、損害保険(MS&ADシステムズ)や外資系企業との取引があるようです。MS&ADシステムズの親会社にはあいおいニッセイ同和損害保険があり、そのニッセイの分野だと思われます。
損保系SIer(東京海上日動システムズ、SOMPOシステムズ、MS&ADシステムズ)は内販100%ですが、生命保険系SIerは外販にも力を入れている企業が多いです。企業も利潤を追求している、言い換えると企業として成長していく姿勢が伺えます。そういう意味では志望動機も差別化しやすいです。
勤務地や福利厚生
東京と大阪に拠点がありますが、関東圏出身の方は大阪配属になることはほぼ無いとのことです。ビルは蒲田や新大阪など少し不便な場所にあるのが、不満な社員もいます。
福利厚生はカフェテリアプランであり、自分にあったプランを選択できます。『えらべるクラブ』という福利厚生に加入しているので、JTBの旅行や宿泊は補助金が返ってきたり、割引があったりします。その他にも法人会員価格でフィットネスジムなど申し込める特典があります。
住宅手当は入社後10年間貰えます。ただし、住宅補助が貰うためには条件もあり、全額負担で一人暮らしをしている社員もいます。
休日出勤はほとんどないと思って良いです、出勤した場合は必ず振替休日の取得が必要です。週に1回の早帰りデーや月1回は有休取得を推進するなど、働き方改革に乗り出しているようです。社内では有給休暇も多く、家族休暇やリフレッシュ休暇なども取得できます。
基本的に日本生命に付随しますので、福利厚生は抜群かと思います。
給料の推移
ニッセイ情報テクノロジーでの給料推移を、転職口コミサイトより、概ねの給与推移をまとめました。
- 24歳:400万円
- 26歳:500万円
- 28歳:550万円
- 30歳:600~700万円
- 34歳:650万円
35歳程度までの口コミしかなく、それ以上は分かりませんが、おおよそ600万円で頭打ちのようです。そこから役職につければ700,800万円となっていきます。
親会社(事業会社)の日本生命は生保業界の中でもトップクラスです。そのためからか、ニッセイ情報テクノロジーは外販も行っている中で少し給料が少なく感じてしまいます。
また、年功序列よりも成果主義の風潮がありそうです。そのため、年齢よりも職務ランクが重要となってくるようです。
実際に働いている社員からのニッセイ情報テクノロジーの口コミや評判
ここからは実際の転職サイトに載っている口コミや評判を紹介していきます。あくまでネット上での話です。できるだけ座談会やOB訪問にて自分の耳で確かめてみましょう。
良い口コミ・評判
- 親会社が日本生命という大企業であるため、ニッセイ情報テクノロジーも安定している。
- 日本生命からある程度決まった発注があるため、安定して仕事はある。
- サービス残業はなく、10分刻みで残業がつけられる。
- 内販のニッセイ向けの部署は比較的ホワイトなイメージ。
- 新入社員は3ヶ月間みっちり研修があり、IT未経験でも一からスキルを身に着けられる。
- 年次毎に研修が用意されており、希望すれば社外の研修に参加できる。
- 女性管理職を増やす制度や仕組みもあり、結婚や出産後も働く女性が増えてきている。
- 育休、産休を利用している女性が多い。利用することで気まずい雰囲気もありません。
- 社員の女性は出産後の復帰も容易にできる。
- 社内結婚も何組かあり、女性でも長く働く環境はある。
- 4,6年目で大きく昇給し、30後半で850万越えとなる。部長クラスで1,000万程度。
- 夏期休暇、マイライフ休暇というものも含め有給は実質23日。
- 有給休暇は月に一回休暇をとらないといけない義務あり。
- 指定の資格を取ると、資格報酬金がもらえるので、取得に力を入れている社員が多い。
- 資格を取得した際の報奨金は他社と比べると高い。
- 福利厚生はえらべるクラブというのに加入しているので、様々な特典がある。
日本生命のシステムを手掛けているため、仕事に困ることなさそうです。女性も働きやすい環境の口コミが多かったです。
悪い口コミ・評判
- 最新技術を取り入れようと活動はしているが、あまり成果が出ていない。
- 給与は妥当な額で不満もそれ程ないが、退職金などがないため、その点を考慮するともう少しほしい。
- 住宅手当は会社から100分以上離れていないと出ない。
- ビルは蒲田、新大阪などビジネスの中心から離れたところにあり、不便な場所にある。
- 外販、内販の部署で雰囲気はまったく異なる。
- 男性で育休を利用している方はほとんどいない。
- 親会社からの出向者が年々増加し、プロパー社員は専門性に特化した経験に留まる。
- 日本生命からの出向者が優遇される。
- 社内公募とFA制度があるものの、様々な制限があり、利用している社員が少ない。
- 勤務時間が長く、平日にプライベートを確保するのが難しい。
- 早帰り施策や、休日の取得勧奨など会社として努力しているが、仕事量は一向に減らない。
- 分からないことをそのまま部下やパートナー会社に丸投げにしている。
- 個人の仕事の出来具合よりも資格取得の有無が大事になっている。
- 資格ありきで考えられており、有無を言わさず資格の受験を強制する雰囲気がある。
口コミや評判はネット上の噂に過ぎません。百聞は一見に如かず。口コミサイトで調べるのも良いですが、時間があればOB訪問も積極的に行いましょう。特に志望度が高い企業であれば尚更です。
ビズリーチ・キャンパスならば自宅からOB訪問を申し込めます。わざわざ大学のキャリアセンターに出向く必要がありませんので時間短縮の面でもおすすめです。
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ニッセイ情報テクノロジーの選考フロー
ニッセイ情報テクノロジーの選考フローは以下の通りです。
- 説明会
- テストセンター&ES
- 複数回面接
- 最終面接
記憶が曖昧で全然覚えていません。ネットの情報だと面接は毎回1対1で1時間ほど行うそうです。
ニッセイ情報テクノロジーの就活生の学歴
説明会のみにしか参加していないため不明です。1人話した先輩社員は旧帝大出身でした。
私の後輩が成蹊大学出身で、この会社に決めたとのことより幅広いと推測できます。さらに経済学部出身のため、バリバリの理系以外にもしっかりと採用を行っております。
採用実績を見る限り、日東駒専から旧帝大まで幅広く、MARCH層がボリューム層ではないでしょうか。
採用実績校:
愛知県立大学、青山学院大学、青山学院大学大学院、茨城大学大学院、大阪工業大学、大阪市立大学、大阪大学、大阪大学大学院、大阪電気通信大学、大阪府立大学、岡山大学、岡山大学大学院、お茶の水女子大学、関西大学、関西大学大学院、関西学院大学、関西学院大学大学院、学習院大学、学習院大学大学院、北里大学、九州工業大学、九州大学、九州大学大学院、京都大学大学院、京都府立大学、近畿大学、群馬大学、慶應義塾大学、慶應義塾大学大学院、工学院大学、甲南大学、神戸大学、神戸大学大学院、国際基督教大学、駒澤大学、埼玉大学大学院、滋賀大学、静岡大学大学院、芝浦工業大学、首都大学東京、首都大学東京大学院、上智大学、成蹊大学、成蹊大学大学院、成城大学、西南学院大学、千葉工業大学、千葉大学、千葉大学大学院、中央大学、中央大学大学院、筑波大学、筑波大学大学院、電気通信大学、東海大学、東京外国語大学大学院、東京学芸大学、東京工科大学、東京工業大学大学院、東京女子大学、東京大学、東京大学大学院、東京電機大学、東京都市大学、東京農工大学大学院、東京理科大学、東京理科大学大学院、東邦大学大学院、東北大学大学院、東洋大学、同志社大学、同志社大学大学院、名古屋商科大学、名古屋市立大学、名古屋大学、名古屋大学大学院、奈良女子大学、新潟大学、日本女子大学、日本大学、日本大学大学院、一橋大学、一橋大学大学院、兵庫県立大学大学院、弘前大学大学院、広島大学、広島大学大学院、文教大学、法政大学、法政大学大学院、北海道情報大学、北海道大学、北海道大学大学院、明治学院大学、明治大学、明治大学大学院、山梨大学、横浜国立大学、横浜国立大学大学院、立教大学、立命館大学、立命館大学大学院、龍谷大学、龍谷大学大学院、和歌山大学、早稲田大学、早稲田大学大学院引用:リクナビ2021
採用人数も多いため、就活生にとってはチャンスが広がります。
他の就活生(内定者)が使用していたニッセイ情報テクノロジーの志望動機を紹介
箇条書きでニッセイ情報テクノロジーの志望動機を紹介していきます。志望理由に正解はありませんので、自分の言葉で伝えられるようにしましょう。
- 日本生命の保険、金融について蓄積されたノウハウを持っている
- 日本生命を支えてきた実績と大規模システム開発のノウハウを持っている
- 日本生命を支えており、大きな責任が生じ、やりがいと成長ができる
- 大規模な年金システムや保険システムに携われる
- 保険や医療など今後需要が高まってくる業界に関われる
- ヘルスケア事業で社会問題解決につながるようなシステム開発ができる
- 多彩なキャリアパスがあり、入社後に様々な経験や知識を身に着けたうえで、改めて進む道を選択できる
- SIerの中でも一次請けの比率が高く、大きなプロジェクトに若手から関われる
- 外販の比率が高く、企業として挑戦している姿勢がある
- 外販を伸ばしており、これからの成長にも期待できる
- 内販だけでなく、強みを活かし外販にも進出している
- 生保系SIerの中で最も外販に力を入れていて、キャリアパスを自らで描ける
- 長く働く環境が整っている
- 新人以降も教育や研修が十分にあるため未経験でもやっていける
多くの方が志望動機にしているキーワードは2つありました。『日本生命という大企業のシステム開発』と『外販にも力を入れている』です。
私が選考で使用していたニッセイ情報テクノロジーの志望動機
実際にはESを出していないため、出そうと思っていた案です。2つのテーマで構成させます。
- 日本最大の生命保険会社をシステムで支えられること
- 内販のみならず、外販も伸ばしていること
まず1つ目が『日本最大の生命保険会社をシステムで支えられること』です。大きな基盤があるからこそ、大きな仕事にチャレンジできると思っています。また、保険はメーカーと違って形のない商品でお客様にはイメージされにくいです。それをITから支えることで、保険商品に付加価値を付け、新たなソリューションの提供をしたいです。
2つ目は『内販のみならず、外販も伸ばしていること』です。日本生命の大きな基盤も魅力的ですが、外販も手掛けていることで、キャリアの選択肢が広がります。そして外販も行っていることから、企業としても成長していく姿勢が伺えます。
ニッセイ情報テクノロジーの選考結果&まとめ
説明会でここは合わなそうと思い、それ以上は進んでいません。特に大きく気になったことが座談会でありました。
説明会時の座談会で、一人の先輩社員にお会いしました。旧帝大出身ということもあり、優秀そうでしたが、残念ながら目が死んでいました。
その方は1,2年めはプログラミングが本当に嫌いで、分からなくて、毎日泣いていたと笑いがながら仰っていました。しかし、目を見ると全然笑っていない…むしろ死んでいる…
そういう経緯から進むことは見送りました。もちろん全員が全員、厳しい環境というわけではありません。あくまで一人の先輩社員を見てしまったという感じですので、ご理解のほどよろしくお願いします。
バリバリ仕事がしたい人や、業界トップクラスのシステムに関わりたい場合はおすすめです。ちなみに日本生命本体でもIT・システム採用をしていますので、こちらも視野に入れてみましょう。