2016年卒から就職活動の大幅なスケジュール変更があったためからか、ここ最近1dayインターンシップをどこの企業でも実施しています。
多くの企業では同業他社に遅れを取らないようにと、大学3年生の夏から始める会社が多いです。同時に学生も就活を意識するのは大学3年夏の時期でしょうか。
- とりあえず就活意識するために何をすれば良いの?
- インターンシップって何?
- とりあえずインターンに参加した方が良いの?行ったほうが良いの?
と思う方向けの記事となっています。
私自身1dayインターンシップ含めて、20社ほど参加しました。これは極端に行きすぎかもしれませんが、そのような経験を元に今回の記事を書いています。
Contents
そもそもインターンシップって何?
インターンシップとは、特定の職の経験を積むために、企業や組織において労働に従事している期間のこと。 商人・職人のための徒弟制度と似ているが、標準化や監査などはされていないため、指すところの内容は様々である。 略称として、インターンとも呼ばれる。
(引用:Wikipedia)
元々ウィキペディアに書いてあるように、学生が就職前に職業の経験をするために、会社で働くことを指していました。
しかし、2016年卒あたりから、対象を変えてきています。この2016年卒は、大幅な就活スケジュール変更の被害を被った世代です。
就活スケジュールが後ろ倒しになったため、
- インターンシップという名の会社説明会をしよう
- 同業他社に遅れを取らないようインターンシップを行おう
- インターンシップから囲い込みを行おう
と、多くの企業がインターンシップを開催し始めました。あくまでインターンシップは就業体験のため、このようなインターンシップで会社説明をするのはグレーゾーンです。
もし、どの企業のインターンシップに参加するのか迷っている場合は『インターンシップアワード』と言うものを参考にしても良いと思います。
【どんな会社のインターンに参加するか迷っている方へ】
インターンシップアワードという賞があります。学生が参加して良かった企業がズラズラ並んています。まずはこのような企業から入って、何かしらのキッカケを掴んでみてはどうでしょう。https://t.co/q2Ieghe1qf
— MARCH理系生ヒロ@SIer就活ブロガー (@hiro511833) July 23, 2019
1dayインターンシップって何するの?本当におすすめなの?
SIerの1dayインターンシップだと、下記のようなスケジュールが一般的です。
- SIerとは、業界研究など前提知識の説明
- 当社の業界での立ち位置
- SEの仕事内容
- SEの仕事のグループワーク
- 先輩社員との座談会
- 今後の採用の案内
などが多いでしょうか。よく『講義・セミナー型』とか、『ワークショップ型』とかも言われています。多くの他業界の企業でも
- 当社の業界説明
- 当社の業界での立ち位置を説明
- 当社の業務内容
- グループワーク
- 先輩社員との座談会
- 今後の採用の案内
と言ったスケジュールが多いです。
多くの企業の場合、インターンシップでは業界説明や会社説明と言ったことが多く行われます。特に、1dayの場合は業界説明や会社説明が大半を占めます。ちなみに、グループワークを行うので、『これが職業体験に繋がるでしょ?だからインターンシップって名乗っていいでしょ?』という企業の見苦しい言い訳です。
ただし、会社の言い訳もありますが、これに就活生も乗らない理由はありません。可能であれば、通常の会社説明会よりも早い段階で企業と接触できますので、参加しておきましょう。
その中で、”1dayインターンシップ”をおすすめする理由は?
就活を終えていない学生にとって、このような疑問は必ずありますよね。わざわざ時間とお金を割いて行くけど、行く意味ってあるのだろうか。結論から言うと、選考に関係ある会社もあります。
これから、どのようなメリットがあるか下記の通りまとめました。
業界研究や職種研究に役立つ
例えば、SIerって就活初期はどんな業界か分かりませんよね。ユーザー系SIer、メーカー系SIer、独立系SIerすら分かりませんよね。
さらには、
- SE(システムエンジニア)って何をしているのだろうか?
- パソコンの前でカタカタしているんでしょ?
- PG(プログラマー)と同じでしょ?
と、SEについてのイメージが曖昧ではないでしょうか。そのように思う方はぜひ参加して、業界研究や職種研究に役立てて下さい。
おすすめはユーザー系・メーカー系・独立系の3社に行くことです。それぞれの視点で、SIerを見ることができます。
私の経験上、1dayインターンシップの人気度はユーザー系=メーカー系>>>独立系です。
独立系SIerは人気が少なく、あまり学生がいない。ということもあるので、人事の手厚いサポートが受けられるかもしれません。独立系SIerの何社かに参加したことありますが、だいたい4人程度の参加人数でした。一方で、ユーザー系SIer、メーカー系SIerであれば30,40人は普通にいます。
会社説明会に早期参加可能だったり、優先的に参加できる
実際に通常ルートの会社説明会の前に、会社説明会に参加要請が来たり、通常ルートの会社説明会と同日程だけど、満員の状態でも説明会に参加できたりしました。
会社もボランティアでインターンシップを行っているわけではないので、『この学生はインターンシップと説明会に参加してくれた』と記録されており、そのような参加記録が就活ではプラスに働く場合もあります。日新情報システムから内定をいただいた時には、インターンシップから参加してくれてたんだねと社長から直々に伝えられました。
また、SIerではそこまで多くありませんが、銀行や生損保といった金融系では未だにインターンシップやセミナー、説明会の参加記録が重要です。別名スタンプラリーと言われています。
一部の選考が免除になる
ESやwebテストの免除のあった会社があります。
さらには、インターンシップでGD(グループディスカッション)をしたためGDの免除や、
インターンシップの選考でGDをしたため、免除ということがありました。
実際に、NEC通信システムではGDの免除、本体のNECでもGDが免除でした。
その他1次面接免除や、インターンシップ中の優秀者には最終選考までの面接免除の切符を手に入れる学生もいました。確かGMOクラウドでした。
同じ業界の就活仲間が増える
個人的にはこれが一番のメリットかなと思います。
就活は情報戦でもあります。大学のサークルやゼミ、学部の友達とは志望している業界が違い、なかなか情報が得られないかもしれません。
しかし、このようなインターンシップで会う学生とは業界志望も一致する可能性が高いです。
そのため、
- ここの会社のテスト形式はSPIだった
- こっちはGABだった
- ここの会社の福利厚生は整っている
- ここの会社は残業が多い
などの情報共有をすることができます。
当たり前ですが、一方的な受信だけでなく、自分からも持っている情報を共有することが大事です。たった一人に情報共有したからと言って、自分の選考にはまったく影響はありません。ライバルに情報を与えたくないと思ったら、自分にも回ってきません。
あの人は情報を言ってこないから、これからは情報を流すのやめようと思われてしまったら終わりです。ギブアンドテイクの精神で情報交換してください。
先輩社員と繋がることができる
多くの企業でインターンシップ中に先輩社員との座談会が行われます。ざっくばらんと言っても、みんなの前で聞きにくいこともありますよね。
そういう場合は、
- まだお話したいことがあるため、よければアドレス教えていただけませんか
- 私の大学からはOB/OGが少なく、今度よかったらお話させていただけませんか
とお願いすれば、大体の社会人は嬉しいので連絡先を教えてくれると思います。
そうすればこっちのものなので、様々な質問やESの添削をしてもらうこともOKです。良い意味で先輩社員を使いましょう。
大学のOB・OGがいない会社でも使える技ですので、よければ覚えておいて下さい。私も大学もなんも関係のない数名の方から連絡先をいただき、質問やESを見て貰ったりしました。
また、もしOB訪問の先輩社員目当てでインターンシップに参加する場合、ビズリーチ・キャンパスの方がおすすめです。インターンシップに行かなくとも先輩社員と繋がることができます。
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1dayインターンシップに参加するデメリットは?
1dayインターンシップが良いと言っても、もちろんデメリットもあります。
時間が掛かる
まず初めに時間が必要です。大学3年生は部活やサークル、アルバイトなどイベントが多く、遊びたい時期でもあります。そのため、その楽しい時間を削ってまで行く価値があるかは分かりません。
とは言っても、1dayインターンシップではたった1日のスケジュールです。これが5daysインターンシップとかとなると話は別ですが、1dayインターンシップではほんの1日だけです。
参加することで、
- 業界・職種研究に役立てる
- 会社説明会に早期参加可能になる
- 一部の選考が免除になる
- 就活仲間が増える
- 先輩社員と繋がることができる
と言ったメリットもありますので、可能であれば参加した方が良いですね。メリットも多数あるので、時間を理由にインターンシップに参加しないのはおすすめできません。それぐらい惜しいのであれば、アルバイトや遊ぶ時間を削ったほうが良いです。
もし先輩社員目当てで行くのであれば、OB訪問の方が確実です。その場合、ビズリーチ・キャンパスの方がおすすめですので、ぜひこちらも検討してみください。
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交通費などのお金が掛かる
次に交通費などのお金が掛かります。これは大きなデメリットの一つです。
都内の学生であれば、都内近郊の企業のインターンシップに参加するのも数百円程度に収まるでしょう。ちなみに東京メトロでは一日乗車券も販売していますので、こちらの方がお得にな場合もあります。
就活で1日3社以上回る際には、東京メトロの一日乗車券がお得かもしれません。 pic.twitter.com/dRoZGRBdWq
— MARCH理系生ヒロ@SIer就活ブロガー (@hiro511833) July 15, 2018
しかし、地方の学生の場合、話は別です。新幹線や飛行機で東京近郊まで行かなくてはいけません。しかも朝早いと前泊が必要で、ホテル代も掛かってしまう可能性もあります。1dayのために数万円掛けるのはコスパが悪すぎます。基本的に参加は止めておきましょう。
ただし、地方の学生でも夏季休暇、春季休暇と利用して都内に滞在しているのであれば、1dayも参加して良いでしょう。最近ではマンスリーマンションと言った便利なプランもあるので、想像以上にお金は掛からないかもしれません。
また、1dayインターンシップでは多くの企業が交通費を学生の自己負担としています。2day以上であれば、交通費を負担してくれる企業もありますので、そのような企業から探してみた方が吉です。若干目的が違うものの地方の学生は、交通費が出るからインターンシップに参加するでも良いです。
複数日のインターンシップと比較すると内容が薄い
1dayインターンシップではどうしても内容が薄くなってしまいます。2dayインターンシップや5dayインターンシップなどがあれば、そちらに参加した方が有意義でしょう。
ただし、1dayインターンシップに参加する目的が、
- 業界・職種研究に役立てる
- 会社説明会に早期参加可能になる
- 一部の選考が免除になる
- 就活仲間が増える
- 先輩社員と繋がることができる
の通りであれば、十分達成することができます。
早期選考に必ずしも繋がることではない
まず1dayインターンシップに対して勘違いしてほしくないのが、必ずしも会社説明会の早期優遇や、早期面接開始と言った早期選考があるわけではありません。
中には早期選考に繋がる1dayインターンシップもあるだけです。しかし、最近ではインターンシップからの囲い込みが始まっていますので、多くの企業で早期選考に繋がると思って良いでしょう。言ってしまえば、早期選考に繋げなければ企業としてどのような意味でインターンシップを開催しているのか分かりません。
1dayインターンシップのまとめ!時間とお金があるなら複数社参加することをおすすめ
インターンシップに参加する目的が、
- 業界・職種研究に役立てる
- 会社説明会に早期参加可能になる
- 一部の選考が免除になる
- 就活仲間が増える
- 先輩社員と繋がることができる
のどらかに当てはまる場合、1dayインターンシップに参加することもおすすめです。ただしデメリットでもある『お金』、『時間』については個人に依存します。よく自分の中で相談して、参加してみてください。
特に、就活仲間を増やすのであれば、インターンシップを通して周りの学生と積極的なコミュニケーションを取ってください。個人的にはこの就活仲間を増やすために1dayインターンシップに参加していました。たった1日では確率は低いものの、リクラブ目的の方も良いでしょう。
最後になりますが、もし先輩社員目当てで行くのであれば、OB訪問の方が確実です。その場合、ビズリーチ・キャンパスの方がおすすめですので、ぜひこちらも検討してみください。
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