SIerを目指している就活生は、同時にSEを目指しているでしょう。
SEは夜間対応や休日出社など不規則な勤務形態の場合もあります。そして、営業よりも残業が多いと聞くこともあるでしょう。そのため、他の職種よりも勤務ルールを気にする必要があります。
今回は特にSIer志望者が聞いておくべき質問集をまとめました。もちろん営業志望の方でも参考になると思いますので、ぜひ読んでみてください。
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Contents
【大前提】OB訪問や座談会で質問する際に気をつけたい事は何か?
座談会やOB訪問では基本的にNGな質問はありません。よく先輩社員が『ざっくばらんに話しましょう』と言ってくれますよね。
そうは言っても、わざわざ聞く必要のないことや、自分で調べれば分かるような質問は止めましょう。先輩社員や他の就活生の時間を奪ってしまいます。
ここでの説明は割愛しますが、大きく以下の4つの事を心がけてください。
- 資料や会社HPに載っていることは聞かない
- 座談会は自分をアピールする場ではない
- 座談会では抽象的な質問より具体的な質問を心がける
- 適当な社員に適当な質問を心がける
詳細は下記に書いていますので、参考にしてみてください。
OB訪問や座談会で聞いておきたい質問:出退勤の勤務ルール
出退勤ルールはSEにとって一番大事と言っても過言ではありません。必ずその会社の規則や風潮は確認しておきましょう。
- 勤務管理について
- 残業時間について
- フレックス制について
- 36協定について
- 裁量労働制(みなし残業制度)について
これら5つが大きく出退勤ルールに関わってきます。それぞれ一つ一つ例文解説していきます。
勤務管理について
勤務時間の管理方法も重要です。例えばパソコンのログオン、ログオフで1分単位に自動的に入力しているのか、それとも30分単位で手動で申請しているのかでは大きな違いです。
規則的には1分単位の申請であるけど、1分以下の端数は削除することが多いなどの風潮も聞ければ良いですね。
残業時間について
『SEは残業が多そう。』と思う方もいると思います。そのため、どのぐらいの残業時間か把握しておいた方が良いでしょう。具体的に聞くとしたら、以下の3つの通りでしょうか。
- 先月の残業時間
- 昨年の平均残業時間
- 同じ部署の中でどうか、同期と比べたらどうか
- 始業前の前残業も可能か
先月の残業時間も一つの目安となりますが、SEの特性上、残業時間には波があります。そのため、参考までに昨年度の平均残業時間も聞いておくと良いでしょう。さらに、残業時間は部署によって全く異なります。
同期ならば基本的に部署がバラけますので、同期と比べると、多い方か、少ない方かを聞いておくと、だいたいおおよその残業時間は見えてきます。
また、後残業(定時後)は認められているけど、前残業(始業前)は認められないなどがあると、朝早く来る意味がありません。
特に残業時間は1分単位で申請できるのが望ましいです。1分でも無駄にしたくありません。
フレックス制について
多くのSIer企業では、フレックス制がの勤務体系です。例えば、10時~15時がコアタイムなどと決められています。
しかし、実際には、
- 9時~17時は会社にいなくてはいけない
- 9時に遅れる場合は遅刻連絡が必要
- 17時前に帰る場合も連絡が必要
などと、フレックスが使用されているケースが少ない場合もあります。そのため、フレックス制がある場合、実際にどう使われているのか確認した方がよいでしょう。
36協定について
本来企業というのは、労働基準法によって、平日9時~17時のように勤務時間が定められています。その労働時間を超えての仕事はできません。でも、多くの会社員は残業をしています。それは36協定を結んでいるからです。
36協定とは簡単に言うと、『1日(1ヶ月)に何時間まで残業が許されているのか』明文化されたルールです。
36協定では、1日何時間、月に何時間まで残業を許すような意図で定められています。例えば、『1日2時間、1ヶ月20時間まで残業を認める』のように決められています。
1ヶ月20時間、40時間、60時間までと企業によって変わりますので、必ず入社前に確認しておきましょう。
36協定 | メリット | デメリット |
---|---|---|
残業上限が高い(80hなど) | 残業代が多く出る | 残業が多い傾向 |
残業上限が低い(20hなど) | 残業が少ない傾向 | サービス残業となることも |
裁量労働制(みなし残業制度)は、何年目からですか
先程の36協定では残業代という概念がありましたが、裁量労働制となると残業代は出ません。
もう少し具体的に言うと、裁量労働制はみなし残業時間を含んでいます。そのため、新たに残業代が出ないのです。
この裁量労働制は管理職(課長)の方からが一般的です。しかし、残業代を多く支払いたくないということで早くに移行する企業もあります。もちろんこれはデメリットだけではなく、メリットもあります。
36協定 | メリット | デメリット |
---|---|---|
裁量労働制 | 早く帰っても給料は不変 | みなし残業以上の残業代が出ない |
残業制 | 働くほど残業代が出る | 36協定以上の残業代は出ない |
また、原則的に役職や年次にて裁量労働制へ一斉移行ですが、もしかしたら裁量労働制を選択できる企業もあるかもしれません。これについても今後のキャリアプランを考えると聞いておくべきことかもしれません。
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OB訪問や座談会で聞いておきたい質問:夜間休日対応や有給休暇について
SEを目指している方ならば聞いたことある夜間対応や休日出社です。これはシステム対応やトラブル対応ではしょうがない部分がありますので、どのような制度があるか確認しておくべきです。
- 夜間対応について
- 休日出社について
- 有給休暇について
一つ一つ解説していきます。
夜間対応について
夜間対応では大きく2つがあります。
- 軽微なシステムトラブル:家から電話で対応する
- 重大なシステムトラブル:夜中に家から会社に出社する
システムトラブルが夜間に起きたら必ず会社に行く。ということではありません。
多くの場合、夜間コールという形で自分の携帯電話宛に連絡が掛かってきます。そこで処理できそうな場合は、運用部門に指示をするだけで完了です。どうしても対応できない場合や、重大なシステムトラブルの場合は夜間に会社へ行きますが、このようなケースはレアです。
また、夜間コールは部署全員に連絡が行くわけではなく、代表して1人2人程度が基本的です。そのような代表者は若手が選ばれるのか、知識のある上級者が選ばれるのは聞いておきたいですね。
休日出社について
初回リリース日は万が一のことが起きないように、監視することが基本です。ユーザー系SIer企業の場合、システムを使用していない土日祝日などの休日にリリースすることが多いです。そのため、休日出社も覚悟しておく必要があります。
休日出社をすると、原則振替休日を取ります。振替休日は取れているのか、振替休日を取れない場合は給料が上がるのかなども聞いておくと良いです。
有給休暇について
ワークライフバランスが重要視されている今の時代で有給休暇取得についても大事なポイントです。月一回以上の取得が望ましいです。
前述の通り、以下のような質問をすれば良いでしょう。
- 先月有給は何日取りましたか?
- 昨年は有給何日取りましたか?何割消化しましたか?
- 有給休暇を取得したい時は、何日前までに申請が必要ですか?
- 有給休暇を取得したい時は、上司に理由を説明する必要ありますか?
- 有給休暇の他に夏季休暇などありますか?
仕事をして分かりましたが、急に明日休みたいと思う時があります。そのため、前日までに有給休暇申請すれば取得できるような環境であればかなり良いです。
【まとめ】OB訪問や座談会で勤務ルールや夜間休日対応、有給休暇の質問例
時間も限られているので、必ずしも全て質問する必要はありません。そのため、自分にとって必要な項目のみ聞きましょう。
また、入社後にギャップを作らないように、自分が重視している項目については、今回紹介したように具体的に質問するようにしましょう。
座談会やOB訪問では会社資料やHPに載っていない生の情報が手に入ります。その企業のことをより知ることができ、今後働く姿をイメージする良い機会です。ぜひ様々な質問を通して、志望動機や入社後のプランについて想像を広げてみてください。
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