就活が本格的に始まる頃には、合説(合同説明会)が盛大に行われます。まさに合説が就活の始まりか合図のように、リクナビ・マイナビを筆頭に煽ってきます。
就活生の間でも『合説って行く意味ない』って言われているけど、『本当はどうなの?』と思っている方もいるのではないでしょうか。
意外と合同説明会は参加しても意味ないとは言い切れません。そのため、合説に行くべき就活生、行くべきではない就活生を簡単にまとめましたので、参考にしてください。
- 合説行く意味ある?
- 合説行く意味ないって聞く
- みんな行っているから私も合説行こうかな?
- 合説行ったら内定貰える?
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Contents
そもそも合説(合同説明会)とは何か?
そもそも合説(合同説明会)とはリクナビやマイナビ主催で、大型施設に様々な企業が一同に集結して、多種多様な業界・業種の企業説明を受けられることです。
関東でよく開催される場所は以下のような大型施設です。
- 東京ビッグサイト
- 幕張メッセ
- 大宮ソニックシティ
- さいたまスーパーアリーナ
- ベルサール高田馬場
- ベルサール渋谷ガーデン
- アリーナ立川立飛
このように広い会場の場合は、参加企業が数百社に及ぶ可能性もあります。例えばマイナビ主催の東京ビッグサイトで開催の『マイナビEXPO』では、コロナ前では約600社が出展していました。
実際に過去にはこんなに行列ができたこともあります。
東京ビックサイトで合説なう2時間前からこの人数はてさて何万人いるのやら。。 pic.twitter.com/DPSyHlqVHO
— まぁ (@masapantennis) March 8, 2015
通常の会社説明会では会社に出向いて、その1社のみ説明を聞きます。そのため、通常の会社説明会は移動時間などを加味しても、1日にせいぜい3社程度が限界です。
一方で合同説明会では大規模な施設を貸し切って、何社もの企業が会社説明を行います。ブースに区切って説明会を行うので、1日に10社以上聞くことも可能でしょう。
そのようなことから、様々な会社に出会えて、効率よく就活を進めることができるのも事実です。
合説(合同説明会)はどんな就活生が行くべき?メリットを紹介!
個人的に考える合説(合同説明会)に行くべき就活生は、下記のとおりです。
どれかに当てはまる方は、合同説明会に参加する価値はあると考えています。
就活で何をしたら良いかわからず、何かしら持ち帰りたい
なんとなく就活が解禁されたけど、何をしてよいのかわからない就活生も一定数いるのではないでしょうか。
実際同じように『まず何をするべきか分からない』と思っている就活生は、意外と多いです。そのような方は『志望業界』や『志望職種』が決まっていません。
そもそも業界や職種もいまいち理解していない、何があるのか知らない方が多数です。
そこで、合説に参加することによって、
- こういう業界あるんだ → この業界調べてみよう
- こういう職業あるんだ → この職業調べてみよう
- こういう会社あったんだ → この会社調べてみよう
と、何かを知る『きっかけ』を見つけらます。注意して欲しいのは1回限りにしてください。1回で得るものがなかった就活生が、2回目、3回目に何か得られるとは思いません。
また最低限の業界分析は本を購入してもできます。就活生のバイブル本にもなっている『業界地図』は、広く浅く知ることができるので就活初期におすすめです。
就活本であれば、以下におすすめを紹介しています。是非参考にしてみてください。
様々な業界・職種・会社を知りたい
これが一番正しい合説参加の目的かもしれません。また、過去多くの就活生はこの理由で参加しています。
合説の最大のメリットは『興味のなかった・知らなかった業界や職種、会社が知れる』ことです。
個別説明会のようにその会社を『狭く深く』ではなく、合説では『広く浅く』知ることができます。
就活初期には、どのような業界・業種があるのか分からない方がたくさんです。例えばSIerって就活生の皆さんは知っていますか?
- SIerって業界なの?何している業界?
- SEってプログラムカタカタしてるんでしょ?
とSIerやSEに興味のない方はまったく知らないでしょう。そして興味も全然ないでしょう。
しかし合説では『今まで興味もなかった業界・職種だったけど、話を聞いたら面白そう』と新たな発見ができるのが醍醐味です。
もちろん手っ取り早く業界を知りたいのであれば、先ほど紹介した『業界地図』が一番役に立ちます。時間がない方は本屋に寄ったほうが早いです。
中小企業や職種などに特化した合説(合同説明会)
合説=大規模な説明会ではありません。リクナビ・マイナビが開催しているものでも、
- 中小企業向け
- IT業界向け
- 地域密着企業向け
- Uターン就職向け
などのように特化した合説もあります。上記は一例であり、もっとあるでしょう。
例えば、
- IT企業はどのような企業があるのか
- 〇〇県で働きたいと思っているけど、どのような企業があるのか
と特化した合同説明会ならば、目的意識を持っているので、参加することに意義があると思います。ただし、今まで同様に何回も参加しても意味はありません。1回限りで十分です。
もし優良中小企業を狙っているのであれば、こちらも四季報がおすすめです。 優良中堅企業が厳選されていますので、お宝企業が見つかるかもしれません。
多くの就活生を見て、モチベーションを上げたい
実際このモチベーションを上げる要素が合説には秘めています。様々な就活生を見て、
- 今この場にいる就活生に勝つ!
- この人達には負けられない
と周りの就活生を見てモチベーションが上がる方もいます。私も就活生の頃は2回ほど参加しましたが、なぜかどちらもモチベーションが上がりました。
就活が始まってボケーと過ごしていた方も、間違いなく気が引き締まると思います。実際に合説に参加した就活生はモチベーションが上がったとの報告をしています。
不安だった合説も色んなタメになる話聞けてモチベーションに繋がったし、今まで行ったことのない東京の箇所に行けて楽しかった!最後は現地でオフった方に築地の海鮮丼一部奢ってもらった😌 pic.twitter.com/wjLiFIHPMZ
— チャン純 (@tubutubunbb) March 3, 2018
合説は本当に疲れるけど、定期的にこういうの行かないとモチベーション保てん
— ゆうた(ぁ) (@yuki_ryoku) February 8, 2021
忘れてはいけないのが、合説に参加してモチベーションを上げるだけでは意味がありません。そのモチベーションをどこに繋げるのかが重要です。
スタンプラリーに参加
スタンプラリーとは、景品が貰えるという意味ではありません。
他業界では分かりませんが、例えば金融業界のとある企業では
- インターンシップ
- 会社説明会
- 個別セミナー
- 合同説明会
の参加状況をデータとして残しています。実際に面接でも、『よく参加してくれている』、『あまり参加してない』と言われたこともあります。
合同説明会時のアンケートを集計して、参加状況を把握している企業もあります。
企業への志望度アピールする場合に、このような参加状況を引き出すことも良いでしょう。あまりおすすめしませんが、その場合には全部のセミナー、説明会に参加しておくことが望ましいです。
しかし、多くの場合は個別説明会やセミナーがメインです。正直、合同説明会まで記録を取っているかは、分かりませんのでご了承ください。
そのため、合説に参加したからついでにその企業の話を聞く程度にしておくと良いです。わざわざスタンプをもらうためだけに合説に参加する必要はありません。
- 就活って何をしたら良いかわからず、何かきっかけを掴みたい
- 様々な業界・職種・会社を知りたい
- 中小企業や職種などに特化した説明会に参加したい
- 多くの就活生を見て、モチベーションを上げたい
- スタンプラリーに参加しなくちゃいけない
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合説(合同説明会)に行く必要のない就活生!デメリットは何?
業界や職種が定まっている就活生
メリットでも述べましたが、業界・職種・会社を『広く浅く』見られるのが、合説の良いところです。
そのため、絶対に
- 3メガバンクのどこか
- 飲料メーカー
- IT業界の中でも上流工程に関われる
- SE
のように、業界・職種に確固たる信念を持っている方は、合説で得られるものは少ないです。
しかし、参加するべき就活生でも述べたとおり、中小企業や職種に特化した合説もありますので、そちらには参加しても良いかもしれません。1回でも参加しておくと、『あの時合説に参加しておけばよかった』という後悔もなくなりますので検討してみても良いです。
会社説明の内容が薄くなる
通常の個別説明会では1時間~2時間程度の説明ですが、合説では企業説明の時間が30分ほどと短いです。
そのため、会社の全部を知ることは無理です。しかも、『エントリーしたいのであれば、個別説明会にも参加してね』という企業が多数です。
もともと興味のある企業に関しては、合説で会社説明を聞く必要はありません。無駄な時間を過ごしますので、他の企業に時間を使いましょう。
企業にアピールしたいと考えている就活生
人事アピールが目的の場合は、合説に行くのは止めた方がよいです。なぜかと言うと、めちゃくちゃ就活生がいるので、人事は就活生を基本的に覚えていません。
百歩譲って人事に顔を覚えられたところで、就活に有利となることはありません。大企業になればなるほど、会社説明会に参加しているような新卒採用担当の採用決定権は薄れていきます。
合説や会社説明会に立っている人事は
- 一人でも多く優秀な就活生に選考に進んでもらうこと
- 就活生向けに会社の事業説明をすること
が、仕事です。
採用の決定権は社長や役員、人事部長に一任されていることがほとんどです。
ただ、必ずしも全企業が当てはまるわけではありません。中小企業においては、もしかしたら有利になることがあるかもしれません。
交通費がめちゃくちゃ掛かる
地方在住の方は東京・名古屋・大阪等の都市まで行くのに相当な交通費が掛かります。
そのため、わざわざ多額の交通費まで掛けて行く必要はないです。個人的には往復1,500円程度を超えたら行きません。時間とお金の無駄です。その分企業研究や自己分析に時間を費やしましょう。
- 業界や職種が定まっている方
- 濃い内容の会社説明を聞きたい方
- 企業にアピールしたい方
- 交通費がめちゃくちゃ掛かる方
結論として合説(合同説明会)に行く意味はある?
『合説は時間のムダ』と就活生の中で言われているかもしれませんが、実際はそうでもありません。あくまで合説は就活始めのきっかけです。合説に行った就活生の多くは、何かしらの『気づき』を持って帰っています。
個人的に合説は『迷ったら行け』です。人気の企業の場合、万が一説明を聞けない可能性もありますので、参加するなら開始時間と同時に入場できるぐらいの余裕がほしいです。
しかし、ダメなパターンは何となく行く就活生です。必ず目的意識を持って参加しましょう。ちなみに合説は何回も行くべき場所ではありません。
多くても合説への参加は2回程度に抑えていきましょう。良い企業、面白そうな企業を見つけたらその後は個別説明会に参加しましょう。
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実際合説(合同説明会)に参加した後が重要です!
合同説明会に参加した後に何かしら『気づき』を得られる就活生や『モチベーション』を高められた就活生もいるでしょう。しかし重要なのはここからです。あくまで合説はきっかけにすぎません。
合説自体は就活初期に行われることが多数ですので、その時には自己分析や業界分析と言ったことがメインタスクでしょう。とは言っても、
- 自己分析ってどうやるの?
- この自己分析って合ってるのかな?
- 業界分析って何を分析すればよいの?
と、そもそも分析の仕方を分かってなかったり、不安になっている就活生も多いでしょう。そういう時には就活のプロに相談するのが手っ取り早いです。様々な就活エージェントが存在しますが、そのような就活初心者はキャリアチケットがおすすめです。
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