就活ブログの多くが商社や銀行、外資系など就職難易度が高い企業ばかりです。言ってしまえばSIerやSEなどはそこまで就職難易度が高く有りません。そのためからか、商社や外資などにフォーカスを当てているブログが多いです。
実際にこのようなことを意識したら上手くいった!というアピールポイントをこれから紹介します。また、実際に働いてみてこんなポイントをアピールしてほしいと思ったことを紹介しています。
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就活生がSEの選考でアピールすべきポイントはこの3つ!
SIerを目指している、SEになりたいという方にアピールして欲しいのは以下の3つです。
- チームで成し遂げた経験
- 論理的思考
- チャレンジ精神
それぞれ一つずつ解説していきます。
【SIerのアピール1】チームで成し遂げた経験はSE志望者に必須!エピソードとして必ず一つは欲しい
SE(システムエンジニア)で働く以上、必ずチームで成し遂げた経験を聞かれます。なぜかと言うと、SEはチームで動くことが基本だからです。
確かにその通りです。しかしそれはあくまで局所的な話です。
プロジェクト全体として考えると一人でプログラミングをする時間なんて、ほんの少しです。むしろプログラミングをしない人、しない時間の方が多いです。
上流系SEはプログラミングなんて行いません。1割どころかプロジェクトの中で1秒も行わないことなんて普通です。
そもそもプログラム作成時にどのような事を行っているのか簡単に振り返ります。会社によって呼び名は異なりますが、SIerで取り入れているウォーターフォールモデルは以下のような流れになっています。

プログラミングは上記の『製造』に当てはまります。様々な工程がある中でいかにプログラミングの占める割合が低いことが分かるでしょう。上流工程に関わるSEの仕事としては
- 設計書などのドキュメント作成
- 成果物のレビュー
- スケジュール管理
などの管理(マネジメント)が中心と言われています。特にユーザー系SIerに入社し、内販に関わる場合はこのようなマネジメントが中心だと思ってもらって大丈夫です。
このような『マネジメント』も、チームで分担してベンダーの成果物をレビューしたり、スケジュール管理などを行います。同じ会社のメンバーだけがチームではありません。関わっているベンダー会社も同じくチームです。
そのようなことから、学生時代に『チーム』でどのような動き方をしていたのか聞かれる傾向があります。特に、
- チームで何かを成し遂げた経験は?
- チームでの役割、立ち位置は?
- どのように考えて行動したか?
- どんな困難をチームで乗り越えたか?成し遂げたか?
のような質問は頻出ですので、答えられるようにしましょう。できれば自己PRや学生時代頑張ったことのどちらかに『チームでの経験』を使いたいです。
もちろんチームと言うからには様々な役割があります。部活やサークルでは部長や代表のように振る舞っていた人もいるし、一般メンバーとして影から支えていた人もいるでしょう。
全員が全員リーダー、キャプテンである必要はありません。特にシステム系に関わると分かりますが、表に出ないことも多々あります。
言ってしまえば、システムは主役になることのない縁の下の力持ちです。一般メンバーとしてどのように振る舞っていたのか、自分なりの説明ができれば十分です。
ほとんどのSIerはユーザー(営業や本社部門等)のためにシステムを作りますので、主役になることはありません。主役は営業や本社部門などの現場の人間です。
そのため、私も就活時には『縁の下の力持ち』を意識してチーム経験をアピールしました。例えば部活動で試合に出れなかった経験です。試合に出て勝利に貢献する以外にも、チームに貢献できることはたくさんあります。
就活で使用する自己PRや学生時代頑張ったことで、『自分自身の立場で何ができるか』は書かれていますか?結果も重要ですが、就活ではプロセスが大事です。もう一度自分の置かれた立場を見直してみてください。
【SIerのアピール2】論理的な思考は必須!できなければSEにはなれない
プログラミングは人のように
- なんとなくこんな雰囲気でやってほしい
- こっちに近い方に寄せてほしいなど
などのようにニュアンスを読み取ることができません。そのため、正確なロジックでプログラミングする必要があります。
(SIerだけかもしれませんが、)プログラムはフローチャートで表すことが基本です。システム的に落とし込むとは、以下のようにYESかNOで判断させ、分岐させていきます。
例えば家から会社に行く際のフローチャートを例で作成しました。

このように、
- 今雨が降っているか
- 昨日お酒を飲んだか
は、YESかNOで必ず答える事ができます。今回はイメージしやすい例を紹介しましたが、実際のシステムでもこのようなYESかNOで分岐させて、データを発生させたり、データを管理しています。
このプログラミングの一つ前のフローチャートを作成する作業に論理的思考が不可欠です。複雑で難しいプログラムも一つ一つに分解すれば、簡単なロジックに見えてきます。
論理的思考はわざわざアピールする必要はありません。むしろアピールするのが難しいです。
話していれば分かりますので、そのためESや面接時には順序立てて話しましょう。よくPREP法(結論(Point)→理由(Reason)→事例(Example)→結論)とも呼ばれる手法が有効的で、相手にも伝わりやすいです。例えば自己PRであれば、
- P(Point):私は~に強みがあります。
- R(Reason):それは~の経験があるからです。
- E(Example):具体的に言うと、~です。
- P(Point):このようなことから入社後は~を活かして活躍したい。
のようにするのがスマートで耳に入って来やすいです。
残念ながら人は見た目が9割と言われるように、一語一句は重要では有りません。しかし、このように順序立てて話すことは必ず必要ですので、身につけておきましょう。
【SIerのアピール3】実はチャレンジ精神もSEに好まれます
SIerといえば保守的かつレガシーです。COBOLなんて言語を使っているのはSIer以外ないでしょう。そんなSIerでもチャレンジ精神のある学生が好まれます。
SIerと言ってもIT業界に変わりはありません。IT業界は移り変わりが早く、様々な技術が出てきます。今では
- クラウド
- ディープラーニング
- IoT
- AI
- SaaS
- DX など
のように(今となっては当たり前のような技術もありますが、)様々な新しい技術が出てきています。正直SIerでシステム開発をする場合はこのような新しい技術を使う機会はほとんどありませんが、最先端の技術を取得する姿勢は評価されます。
ちなみにSIerには多くの社外研究会があり、最先端の技術を学ぶことができます。
- IBM研究会
- 日立研究会
- NEC研究会
- 富士通研究会
- 日本ユニシス研究会 など ※研究会名は若干異なる
研究会によっては論文を提出することもあり、全てが飲み会や懇親会の場となっているわけではありません。
もちろんこれらの研究会は多くの企業から集まって研究をするので、人脈は広がります。広がったところで大した意味はありませんが、他の企業では
- どのようなシステム開発を行っているのか
- どのような労働環境なのか
- どのような職場環境なのか
などを情報交換ができる場ですので、とても良い機会です。(恐らくですが、)もちろん研究会にかかる費用は会社負担です。一人でも多くの社員に新しい技術を触れて欲しい思いがあります。
実際に参加した私が仕事に活かせていない経験も踏まえると、新しい技術を使える使えないはありますが、新しいことに挑戦(チャレンジ)する姿勢がSEでも非常に重要だと分かります。
これらをまとめると、ESの中では何か目標に向かってチャレンジした経験を盛り込めると良いです。アピール1のチームでの経験も盛り込めると尚goodです。
また、稀にITにはどのような資格があるのか聞かれることもあります。私はSOMPOシステムズでそのような質問がありました。IPAの公式HPに載っていますので、軽く見ておきましょう。もちろん全てを覚える必要はありませんが、特に、
- プロジェクトや経営に関わりたい
→『プロジェクトマネジメント』や『ITストラテジスト』等の資格があることは覚えておきたい - 何らかのITスペシャリストになりたい
→『ネットワークスペシャリスト』や『データベーススペシャリスト』等の資格があることは覚えておきたい
のように、SEにも複数のキャリアパスはありますので、入社してから定年までどのようなSEを歩んでいきたいのか自分と照らし合わせて把握しておきましょう。
まとめ:SEの選考でアピールするのはこの3つ!
もう一度まとめます。SEになりたいのであれば以下の3つをアピールするのが有効的です。
- チームで成し遂げた経験
- 論理的思考
- チャレンジ精神
特に『チームワーク』はかなり重要です。学生時代頑張ったことや自己PRのどちらかでは、チームワーク(周りを巻き込んで成し遂げた)を発揮した経験を話すと良いです。
もちろんこの3つ以外にも、主体性や行動力など様々な強みがあると思います。実際にこのように他の強みを利用しても内定を得ることができるでしょう。

ただ、今回紹介した3つはSEにとって基本中の基本です。少し意識をすればSEとしての内定が近くなると思います。もう一度自己分析をしてみて、これら3つを活かせるエピソードがあるか考えてみてください。
