ESやテストセンターを通過すると、グループディスカッション(GD)が課される企業があります。
と、苦手意識を持っている就活生もいるでしょう。
特にグループディスカッションにおいて、
- リーダー
- 書紀
- タイムキーパー
など様々な役割がありますが、この役割をやれば必ず通過するなんてことはありません。今回は役割に関わらず、全員が意識してほしいコツを教えます。
- グループディスカッションが苦手な方
- グループディスカッションでよく落ちてしまう方
- グループディスカッションのコツを知りたい方
Contents
誰でもすぐに実践できるグループディスカッション(GD)のコツを5つ紹介!
①自分の意見を発言すること
最初はコツでも何でもない当たり前のことです。発言せずに頷きや相槌のみで、グループディスカッションを突破できるほど甘くありません。
そのため、必ず自分の考えた意見を発言する必要があります。
しかし、必ず正解を発言しなくちゃいけないわけではありません。グループディスカッションでは、正解がない抽象的なテーマもありますので、気楽に発言してください。
気楽と言っても、話をぶった切るようなことは避けましょう。他の方の意見を聞かずに、自分の意見だけをゴリ押しするのは『クラッシャー』と呼ばれます。
②相手の意見を否定しないこと
意見を否定されたら議論とは言え、あまり良い気がしません。グループディスカッションの中でも否定することは大事ですが、真っ向に否定せずにしたほうが良いです。
相手の意見を否定するなら、『イエス・バッド法』と呼ばれる方法で実践しましょう。
例えば、『大企業と中小企業どちらが良いか』というお題があるとします。
両者とも同じ主張ですが、どちらの男性の方が気持ちよく聞けますか。十中八九後者ですよね。イエス・バッド法は『同調→否定』の順序で行うのが良いです。
相手の意見を否定する際には、+αで『同調』も付け加えましょう。そんなの当たり前じゃんと思うかもしれませんが、意外と出来ている人は少ないです。
普段の会話から相手の意見を否定していませんか。少しでもそのような癖がある方は、すぐに直しましょう。普段の行いが、大事な場面でうっかり出ちゃいますよ。
③グループの共通認識を図る
抽象的なお題時に本領発揮できるコツです。グループでの共通認識が薄いと、最適な回答にたどり着くのが遅れてしまいます。
とある金融企業で、『交通事故をなくすためにできること』というテーマが出ました。例えばシーンの一例です。
二人が考えていることは、ちょっと違うことに気が付きませんか?
対策するための規模が違うことです。『個人の取り組み』か『国としての施策』かなど、皆それぞれ考えていることがバラバラでした。つまり、就活生の中でテーマの前提条件が整理できていません。
そこで、私が一言『このテーマって個人の取り組みで考えていますか?それとも、国の施策で考えますか?』と共通認識を揃えました。
その後は大した発言はしていませんが、この選考は通過しておりました。この認識合わせを言った瞬間に『通ったな、貰ったな』と思いましたので。
④相手の発言を繰り返す
よく恋愛で『オウム返しが良い』と聞きます。恋愛においてそれが実際に効くのかは分かりませんが、グループディスカッションにおいては確かに重要です。
オウム返しをすることによって、相手の話をしっかり聞いていることが伝わり、安心感を与えられます。何よりも『私はあなたの話を理解しています』と伝えることができるので、円滑に議論を進めることができます。
社会人になっても、上司からの指示に対して一人で進めていくことは言語道断です。必ず逐一報告・連絡・相談をしていきます。その中で、このような相手の発言を繰り返して『自分は理解していますよ』と伝えることが肝です。
社会人になって気が付きましたが、このように説明を受けた際に自分の言葉で表現できる人は少ないです。個人的に良く話を繰り返している就活生のことを『繰り返しマン』と呼んでいますが、この名の通り『繰り返しマン』になりきりましょう。
⑤相手の名前を呼ぶ
相手の名前を呼ぶ事。意外と出来ている人が少ないですよこれ。
これができれば、グッと通過に近づきます。名前と言っても、もちろん名字です。『○○くん』『○○ちゃん』と呼ぶよりも、男性女性に関わらず『○○さん』と呼ぶことがベストです。
このように名前を呼ぶことは、心理学的に『ネームコーリング』と言うそうです。名前を呼ぶことにより、呼ばれた方は認識されている、好意を持たれていると無意識に思うようです。
もちろん何度も何度も繰り返すのは鬱陶しいかもしれませんので、適宜意識して呼んでみてください。また、好意と言っても、リクラブに発展を期待しないでください。
実際の会話の連想シーンは下記のとおりです。
ね、簡単でしょ。名前を呼べるように、自己紹介時には、座っている位置で名前をメモしましょう。
グループディスカッション(GD)で必ず避けるべき言動!
①貧乏ゆすり
貧乏ゆすりなんてしていたら、落ちるのも当たり前です。例えば営業職でお客さんの目の前で貧乏ゆすりをしたら、どう思いますか。ほとんどの方は嫌な気持ちになりますよね。つまりそういうことです。
②同調しかしない
人の話に同調するのはもちろん良いことですが、自分の意見も発言しましょう。残念ながら今の世の中にYESマンは必要ありません。
③リーダーシップがないのに仕切る
今までまとめた経験がない方は、リーダー的役割は止めたほうが良いです。泥沼にハマってどんどん悪い方に行ってしまう恐れもあります。
リーダーの方が合格率高そうだから引き受けようかな。と軽い気持ちで臨まないでください。
GD(グループディスカッション)通過のためのコツまとめ
<div class=”concept-box6″><p>
- 自分の意見を発言する
- 相手の意見を直接否定しない
- グループの共通認識を図る
- 相手の発言を繰り返す
- 相手の名前を呼ぶ
</p></div>
今回紹介したコツは『当たり前のこと』しか書いていません。でも、この当たり前をできている就活生は果たしてどれだけいるのでしょうか。
私が就活生の時に、この5つを実践していた学生は全然いませんでした。私自身もすべて出来ていたかと言われると微妙です。
そもそもグループディスカッションは合格させるための選考ではなく、最低限の振る舞いができない方を落とす選考です。よっぽどのことがない限り、落ちる危険性はありませんのでご安心ください。
また、想定企業はあくまでSIerや金融業界です。これが広告だったり、外資系コンサルなどまた違った業界になるとユニークな発想が求められ、このようなコツは使えないかもしれません。
どうしてもグループディスカッションが苦手ならば、就活のプロに相談するのも一つの手です。下記で紹介しているのは、無料で利用できるおすすめ就活サイトですので、ぜひとも活用してみてください。