企業研究しても正直大手の違いが分からない。
特にユーザー系SIerなんて、企業研究したところで、学生から見える範囲は限られています。それならば、給料や福利厚生が充実している会社の方が良くないですか。
でも、面接時に福利厚生なんて聞くのは失礼かな。と考えている方は、OB訪問や会社説明会の座談会を活用しましょう。
この福利厚生って会社を選ぶ上でかなり大事です。把握せずに入社して全然ないと後悔するよりも、入社前に確認しておきましょう。
今回は福利厚生について、どのような質問がおすすめか載せていますので、参考にしてみてください。キーワードは『抽象的ではなく、より具体的に』です。
抽象的な平均値を知りたい場合は、新卒採用の人事に聞くべきです。
座談会・OB訪問の良いところは、一般社員の本音を聞けることです。具体的な質問を意識すると、有意義な時間を過ごせます。
Contents
OB訪問・座談会で聞くべき福利厚生の『住宅関連』
そう思っている就活生も多いのではないでしょうか。
しかし、社会人1年目、若手数年は給料(手取り)が少ないです。おおよそ額面(給与)から×0.8程度と言われていますので、残業代含めて初任給が25万円の会社は、税金や社会保険料が引かれておよそ20万円しか残りません。
東京都内に住みたいと考えると、相場は7,8万円程度で光熱費や水道代を考えると手取りの半分も残りません。そのため、できるだけ住宅手当のある会社の方が余裕ができます。
入社後に『住宅手当が出ないことに気がついた』とならないように、入社前や選考前に確認しておきましょう。
- 家賃補助か、借り上げ社宅か、寮か
- 月何万円補助が出るか、何割補助があるか
- 何年目まで家賃補助(借り上げ社宅)はあるか
- 結婚後も家賃補助(借り上げ社宅)はあるか
- 自由に家を選べるか、会社からの指定か
- 実家から通える距離でも家賃補助(借り上げ社宅)は出るか
- 一般職、地域職でも出るか
など聞いておくべきことです。特に家賃補助と借り上げ社宅では、額は同じでも掛かってくる税金が異なります。税金を考えると、借り上げ社宅がベストです。
例)10万円の家を借りる場合
- 家賃補助で4万円出る→4万円が給料に上乗せされる:
4万円×12ヶ月=48万円に対して税金がかかる - 借り上げ社宅で6万円払う→6万円が給与から天引きされる:
給与に上乗せじゃないので、社宅分の税金はかからない
また、企業によっては、実家から職場まで1時間30分以内であれば家賃補助(住宅手当)などが出ない場合があります。また、入社後○年までしか出ないなどのトラップもあります。
このようなことは実際の社員に聞かなくては分からないことが多数ですので、聞いておくべきことです。
住宅関連は支出の中でも多く占めるため、入社前に把握しておくべきです。聞いておくとべきことは、、、
・家賃補助、借り上げ社宅、寮のどれか
・月何万円まで、何割出るか
・何年目まで出るか
・結婚しても出るか
・自由に選べるか、指定か
・実家から通える場合も出るか
などでしょうか— MARCHの人@就活アカウント (@hiro511833) 2019年2月15日
OB訪問・座談会で聞くべき福利厚生の『休暇・勤務制度』
給料と大事なのが、休暇制度です。最近では働き方改革とも言われており、学生の間でもワークライフバランスを重視している方も多いのではないでしょうか。
『有給消化率はどのくらいですか』のような抽象的な質問ではなく、もっと具体的な質問をしましょう。できれば、その目の前にいる人の状況を聞いた方が、より具体性もあり良いです。
- 先月何日間有給を使ったか、今月は何日間使う予定か
→それは例月と比べて多い方か、少ない方か - 連休制度(5連休)はあるか
→予定は年初の4月に決めなくてはいけないのか - 土日祝日は必ず休みか(休日出勤はあるか)
- 休日出勤した場合は振休は取れてるか
- ○年目で何日間有給休暇は余っているか
- フレックスタイムは使用しているか
- いつも出社は何時頃か
福利厚生が関係ない質問も入っていますが、休暇制度に関する全般的な質問はこれでしょうか。
しかし、有給休暇をすべて消化できるほど社会は甘くありません。毎年10~15日取れれば良い方だと思いますので、一つの指標してください。ちなみにSCSKは有給休暇が取りやすいと言われている企業の一つです。
OB訪問・座談会で聞くべき『特別な福利厚生』
福利厚生というと、格安で宿泊ホテルに泊まれたり、レストランでの割引、スポーツジムの優待利用、ゴールドカード無料取得などがあったりと様々な恩恵を受けらます。
- よく利用している福利厚生はありますか
- (利用していない場合)なんで利用していないのですか
- 周りの方で、男性の育休産休取得している方はいますか
利用していない場合は、入社後に福利厚生のページが見つかりにくい、とか上司の承認が必要とか、ルールが煩雑とか、利用されていない理由が見つかるかもしれません。
注意して欲しいのは、社員では全て把握できていない事が多いです。特に大企業になればなるほど、福利厚生が充実しているイメージです。
だからこそ、私は一人一人の社員に聞くべきだと考えます。充実していても実際に利用していない、利用できない場合は意味がないですからね。
そのため、座談会やOB訪問時のスタンスとしては、社員は福利厚生を活用できているのか。という点が良いでしょう。福利厚生に何があるのか知りたいのであれば、採用担当者に聞いたほうが確実です。実際には採用担当者も把握しきれていない可能性もありますが。
あと女性の育休産休は当たり前ですが、最近では男性の育休取得に力を入れている企業もあります。私の会社でも1週間以上
座談会やOB訪問で聞いておくべき福利厚生まとめ
福利厚生とかは、就職の際には聞いておくべき大きなポイントです。しかし、どうしても面接時などには聞きにくい印象がありますし、聞いたところでマイナスの評価が付いてしまうという不安もあります。
そのため、自分が誰だか分からない会社説明会や座談会、OB訪問時に聞いておくことをおすすめします。企業側から『OB訪問しませんか』『先輩社員と話しませんか』と誘われた場合は、選考の可能性が大ですが、自分からアポイントを取った場合には、選考などに影響はほぼないです。
そしたらどうやってOB訪問をすればよいかというと、ビズリーチキャンパスです。ビズリーチキャンパスに登録している同じ大学の先輩社員を探し出せばよいのです。
しかも、わざわざこのような就活支援ツールに登録していることは、就活生の役に立ちたいからです。大学の就職課(キャリセン)になんとなく登録している人とは違います。私も卒業時に大学から登録しろと言われたから、登録しているだけです。
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