皆さんOB訪問はいつ頃していますか?多くの方はESや面接と言った選考対策のためにしているでしょう。
じゃあ選考に進み、苦しい思いをしてあれほど行きたかった企業の内定。内定が貰えたらそこで終わりでしょうか。
それは勿体ない。個人的におすすめするのが『内定後のOB訪問』です。なぜ内定後にわざわざ先輩社員から話を聞く必要があるのか、これから説明していきます。
Contents
まず内定後にOB訪問をするならビズリーチ・キャンパスに登録しよう
そもそもOB訪問ってどのようにアポイントメントを取っていますか?
大学のキャリアセンターでOBの名簿を調べて、メールアドレスに連絡する方が多いのではないでしょうか。それできちんと連絡が取れ、OB訪問をし、満足感を得ているのであれば、そのままで大丈夫です。
一方で、このような思い出はありませんか?
- 若手社員に話を聞きたいので、5人ぐらいのメールアドレスを入手
- 全員にOB訪問依頼の連絡をメール
- なぜか5人全ての人からメールアドレスが使われていないとエラーを受信
これは私の実体験なのですが、某東日本の通信会社の方にお願いをしようと思い、メールで連絡したところ、5人連続メールアドレスエラーとなった時には心が折れました。
それではなぜこんなことが起こるかと言うと、このキャリアセンターに登録するメールアドレスや連絡先は『卒業前にとりあえず書いて』と半強制的に登録させられます。
言われるがままに登録したメールアドレスは、社会人になったら覚えているはずもなく、全く使っていないこともあります。
私も何のメールアドレスを登録したのか覚えていませんし、面倒くさいのでわざわざキャリアセンターの連絡先を更新する訳もありません。恐らくこのように思っている卒業生が多数です。
じゃあビズリーチ・キャンパスがなぜおすすめかと言うと、キャリアセンターの半強制的な登録と違い、自分の意思で登録している方が多いからです。
- 半強制的に登録させられて、何の連絡先を登録しているかも知らないOB
- 自分の意思で、自分でビズリーチ・キャンパスに登録したOB
は、どちらの方が連絡が付きそうですか?どちらの方が親身に寄り添ってくれそうですか?
圧倒的に後者ですね。まずそういう面でビズリーチ・キャンパスをおすすめしています。もし他にもビズリーチ・キャンパスの特徴を知りたいのであれば、以下の記事にまとめています。
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\キャリセンよりも先輩社員の熱意が違う?/
目的は入社後のギャップをなくす!内定後にOB訪問で仕事内容をより理解
内定後にOB訪問をする一番の目的は入社後のギャップをなくすことです。特に仕事内容については最優先で把握しておくべきです。
例えばSEを例に出します。
SEと言えばプログラミングをずっとしているんでしょ?と思う方もいるかもしれません。しかし、例えばユーザー系SIerの場合、プログラミングなんてする時間はほとんどありません。多くの企業では最初の3年間だけと言われていますが、3年間毎日プログラミングをする訳ではありません。1割にも満たないと思います。
元々プログラミングをバリバリしたくてユーザー系SIerに入社したものの、実際に仕事を始めてみるとドキュメント作成、スケジュール管理ばかり。となると、自分の思っていた働き方ができず、とギャップを感じてしまいます。
もう一例を出すと職場です。
例えば独立系SIerに入社した人で、入社した会社で自社開発ができると思っていたけど、蓋を開けてみるとお客さんの会社で客先常駐として働くなんてこともあります。
客先常駐や派遣などとなると、同じ会社出身者が周りに1人しかいない状況もあり得ます。その他は知らない会社の人ばかり。自分は誰のために働いているのか、と自分の会社を忘れてしまう方もいます。これも一つのギャップです。
このような入社後のギャップを起こさないように、会社や仕事内容を理解するのはとても大事です。そのようなためにOB訪問があります。
既に内定を持っていて仕事内容が知りたいといえば、嫌な顔をする社会人はいないと思います。むしろ嫌な顔をされたらそんな会社断った方がよいかもしれません。
その他、よくあるギャップは以下のようなことです。
- プログラミングをやりたいと思ってSEになったけど、まったくプログラミングやらない
- 設計書作りをやりたかったけど、プログラミングばかり
- ベンダーへ丸投げかと思ったら、意外と内製化が進んでいる
- 自社ビルで働けると思ったけど、全く別の会社の常駐することになった
- 残業が少ない会社だと思って入社したけど、実際はめっちゃある
- 給料が高いと思ってたけど、実際はみなし残業が含まれていた
社会人になると自分の思っている通りに行かないことがたくさんあります。もちろん部署によってはしょうがないと思いこむことも時には必要です。しかし一方で、事前に食い止めることもできますので、積極的にOB訪問を活用しましょう。
実際にマイナビの調査では仕事内容や給料福利厚生に大きくギャップを感じている社員が多数存在することが分かります。
引用:マイナビエンジニア
仕事関係の話は会社説明会や座談会でもできます。座談会でも通ずるものがありますが、質問する際に意識すると良いことを以下に書いています。
給料や福利厚生など聞きにくいことも内定後のOB訪問で解決しておこう
就活生の皆さんは給料や福利厚生をどの程度重視していますか?
なぜなら同じSIer業界においては、会社毎に多少の違いはあるものの、どの企業も仕事内容はほとんど同じであると思っていたからです。
だって
- 三菱UFJ銀行のシステム会社:三菱UFJインフォメーションテクノロジー
- 三井住友銀行のシステム会社:日本総研
- みずほ銀行のシステム会社:みずほ情報総研
や、
- 東京海上日動火災保険のシステム会社:東京海上日動システムズ
- 三井住友海上、あいおいニッセイ同和のシステム会社:MS&ADシステムズ
- 損保ジャパンのシステム会社:SOMPOシステムズ
など、それぞれの会社の仕事内容・業務内容の違いを説明できる学生はいるのでしょうか。またはそれらの違いを明確に説明できる社会人はいるのでしょうか。
- 内販のみ、外販もある
- 銀行システムに強み、カードシステムに強み
など、少しの違いは見えてくるかもしれませんが、結局SIerの仕事内容は(外販を除き)親会社のシステムを作り上げることです。
そう考えると、どのSIerも同じような仕事内容に見えてくるのではないでしょうか。もちろんこれは営業でも同じ考えです。
- 食品を売る
- 金融商品を売る
- 精密機器を売る
- 車を売る
と考えると、売るものはそれぞれの会社で違うものの、仕事内容はどの会社でも『モノを売る』ことです。
だから、最終的に入社を決めるべき要因として給料や福利厚生など仕事以外の内容を挙げる就活生も多いでしょう。
そういう意味でも実際に私が就活生の時は、同じユーザー系SIer業界の中でも初任給が高く、住宅手当も出る日興システムソリューションズを志望していました。
ちなみに人間関係で入社を決めるのも良いですが、正直部署によって全く雰囲気は異なります。また、残業の有無も部署によって著しく異なります。毎日定時帰りの部署もあれば、36協定ぎりぎりの部署もあります。
一方で給料や福利厚生は部署に依存することなく不変です。大企業であればあるほど従業員も多く、今でも年功序列が根強いです。同期間では給料に差がほとんどつきません。
実際会社説明会や座談会と言ったオフィシャルな場では、正直なかなか聞きづらいですよね。座談会と言っても他の学生がいるので、聞きにくい心境は痛いぐらい分かります。
じゃあこの給料や福利厚生はどこで聞くのか。それがOB訪問です。OB訪問では非公式の場であり、1対1で行われるので、普段聞けないような裏事情も聞きやすいです。
間違っても会社から接触されるOB訪問、リクルーター面談では給料、福利厚生の話はNGです。なぜなら選考の一環だからです。興味がなくても
- 仕事内容
- 今まで一番やりがいを感じた仕事
- 今まで一番困難だった仕事
- どういう性格の人が周りに多いか
- 職場の雰囲気
など、仕事に関わるような話を聞くのがベターです。私はリクルーター活動にも関わっていますので、リク面で見ているポイントを紹介します。
もちろん給料や福利厚生が重要でも、建前は仕事のやりがいや会社の理念などに合わせるようにしましょう。多くの先輩社員も本音では、給料や福利厚生といった待遇面を重視しています。それらを表向きに出さず、面接ではどのように志望動機を言っていたのか聞くのもありです。
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まとめ:OB訪問は内定後にも!入社前に一度やってみる価値あり
この記事を読む前までは、OB訪問は選考対策前に行うものと思っている方も多かったでしょう。しかし、内定後にOB訪問をすることで、
- 社会人として働くイメージ
- 入社してから出来ること
- 給料や福利厚生など一番興味のある話
などをざっくばらんに聞くことができます。
行きたかった企業から内定を貰えても浮かれること無く、今後も継続的に情報収集していきましょう。そうすることで本当に行きたかった企業かはっきり分かります。
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