就職活動をしていると時に企業側から、
と接触があります。その場合は、十中八九リク面(リクルーター面談)と断言して良いです。私もこの前からリクルーター面談に関わるようになりました。
このようなリクルーター面談を行う社会人は、現場で働いている社員であり、採用のみが仕事をしている訳ではありません。何が言いたいのかと言うと、採用に関しては『素人』です。
評価するべきポイントを分かっていない社員も多数います。そこでリクルーター面談に関わるようになって、人事から
- どんなところを見てほしいか
- どんなところを評価するべきか
を伝えられましたので、そのようなポイントを大暴露します。暴露と言うと、大袈裟かもしれませんが基本的なことしか見ていません。
これから大きなポイント4つを紹介していきます。ちなみに、リク面の前にOB訪問をしておくと効率的に就活できますよ。
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Contents
そもそもリクルーター面談ではどのようなポイントをチェックしているのか?
多くの会社でのリクルーターは、若手社員が担当します。もう少し具体的に言うと、4年目~10年目あたりでしょうか。特に仕事に慣れてきた5,6年目付近の社員が多く占めている印象です。
そのような若手社員に任されている任務は、そこまで多くありませんし、多くの権限は持っていません。新卒採用担当の人事からは『このようなポイントでチェックしてくれ』と注文はあります。しかし、忙しい仕事の合間に面接をしたり、採用のプロでもないため、見るポイント・評価するポイントもバラバラです。
その中で唯一言われているのが『ネガティブチェック』です。ネガティブチェックの定義は難しいですが、簡単に言うとマイナスポイントがないかどうかです。具体的なポイントは後述するのでここでは割愛します。
ネガティブチェックは少なからず、今後の仕事に相関すると言われていますので、ここで引っかかるような就活生は問答無用で選考から落ちます。
リクルーター面談で落ちる方はここを要チェック!具体的なポイントを紹介
【ポイント1】リク面担当者から見て、一緒に働きたいかどうか
まず一つ目のポイントとしては『人として信頼でき、一緒に働きたいかどうか』です。
どういう人と一緒に働きたいかと言われると、それは個人の裁量になってしまうかもしれませんが、個人的に見ているポイントとしては、何かに熱中したことがあるか、何か胸を張って誇れることがあるかです。
『何かに熱中したこと』とは何でも良いです。例えば、
- 勉強
- 高校の部活
- 大学のサークル
- アルバイト
- ボランティア
など学生生活には様々な経験があると思います。ここでの学生生活は大学に限定していません。高校での経験でも問題ありません。しかし、中学校や小学校などでは少し薄くなってしまいます。
熱意を持って取り組んで来た人は、必ず一緒に働きたいと思われるはずです。そのためにも自己分析はしっかり行ってください。ここで大事なのは結果ではなくプロセスが大事ということです。
- 部活で全国大会に出た学生
- アルバイトで売上10%アップに貢献した学生
- サークルで新入生を30人増やした学生
- 海外ボランティアに参加した学生
のような人材が欲しい訳ではありません。どのような思いで、どのように取り組んでいたのか、一人ひとりに背景が必ずあります。
一つ思い出深いのが、東京海上日動火災保険のインターン(3年生時)での面接です。
部活で全国大会に出場した話をしたら、結果にフォーカスが当てられて内容が薄いと言われてしまいました。今の話だと、他のメンバーも同様の話ができる。今回聞きたいのは『あなたがどんな思いで、部活に取り組んできたのか』という経験です。
とバッサリ切られました。それから『残した結果』よりも『どんな思いで、どのように取り組んだのか』をメインに話していくと、選考もするする進んでいきました。
この『思い』っていうのが就活においてキーポイントです。もちろん結果も大事ですが、必ずしも必要ではありません。全国大会に出ている学生でも、県大会ベスト32止まりの学生でも大して変わりません。就活では結果よりもプロセスを注目しています。
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【ポイント2】リク面を通して、会社を知ろうとしているか
なんで人事部の採用担当ではなく、実際に現場で働いている社員がリクルーター面談を行っているのか。それは、就活生にその企業が行っている仕事を、少しでも理解してもらいためです。
つまり現場の社員が来てるからには、その会社、その仕事を少しでも知ろうとしてください。そのためには、事前の企業研究が必要です。企業研究をせずにリクルーター面談する人は、ほぼ確実に落ちます。落ちなくても、企業研究不足や業界研究不足とメモを残されます。
それでは、どのようなことを聞けば、会社を知ろうとしていると思われるのか。例えば、
- 会社にはどのような雰囲気の人が多いか
- どのような仕事をしてるか
- 働いて気がついたギャップはあるか
- 御社で活躍している人の共通する特徴は何か
- 1日のスケジュールはどんな感じか
- どのようなキャリアプランを描けるか
- 御社の製品が市場における優位性は何か
- 御社の強みは、弱みは何か
などでしょうか。一方、リクルーターのもう一つの役目は、一緒に働きたいと思う学生かを見極める面談でもあります。
- 給料や福利厚生のことばかり聞いてくる
- 業界の動向も追えていない
- 企業のことをあまり知っていない
のような学生と一緒に仕事をしたいと思いますか?
もちろん給料や福利厚生は入社するのに必要なものさしで、とても重要です。私もどうせ同じような仕事をするのであれば、一番給料が高い会社に行きたい。と、最重要視していました。
しかし、これらは選考の時に聞く必要はありません。座談会やOB訪問などの選考外の場で確認するべきです。
リクルーター面談は面接ですので、業界研究、企業研究をした上で臨んでください。IT志望やSIer志望に限らず、以下のようなニュースリリース(プレスリリース)から企業研究を行うことも有効的ですので、参考にしてみてください。
多くのリクルーター面談は30分から60分が一般的です。一つの質問に対して、深掘りをすることも考えると5分程度掛かります。そのため、聞きたいことを10個程度は考えておきましょう。1問1答形式だとすぐ終わってしまうので、リクルーターの回答に対して深堀りは必須です。
しかし、会社を知ろうとしても、給料や福利厚生だけは厳禁です。リクルーター面談ですので、そのような質問は誰だかバレない会社説明会や、自分から接触するOB訪問時に聞きましょう。絶対に聞いていけない訳ではありませんが、あまり良い気はしません。
また、もし志望動機を聞かれたらポイントを絞って話しましょう。できるだけその動機に裏付けもあると良いです。再度言いますが、リク面は一緒に働きたいかどうかを見極める場です。志望度を確かめる場ではありません。
【ポイント3】身だしなみはしっかりしているか
前述のネガティブチェックです。第一印象でその人の9割が決まってしまうとも言われています。そのため、特に第一印象ってかなり大事です。
もし『人は見た目が9割』を読んだことが無い方は、読んでおくと就活にも役立ちます。本の中に出てくる
- バーバルコミュニケーション
- ノンバーバルコミュニケーション
などは管理職の課長層の研修にも登場するような言葉です。今から読んでおけば同期よりもスタートダッシュしたり、就活を優位に進めることができるかもしれません。
私は『やっぱり見た目が9割』も読みましたが、『人は見た目が9割』のみで十分だと思います。
どんなに中身のあることを言っていても、第一印象で9割が決まってしまう。それでは第一印象を良くするためには、どのようなことを意識すればよいのか。
それは当たり前のことを当たり前に行うことです。もっと具体的に言うと下記のようなことを意識しましょう。
- ネクタイは曲がっていないか
- シャツはシワシワではないか
- 寝癖やフケはついてないか
- 髭は剃っているか
- 眉毛は整えているか
- 爪は長くないか
- 挨拶は適度な大きさでできているか
これらは社会人として気をつける当たり前のことです。ちなみに眉毛は細くないといけないわけではありません。ボサボサだと印象がよくありませんので、整える程度はしておきましょう。
鼻毛や眉毛を整えるエチケットカッターは1,000円程度で購入することができますので、マストアイテムです。もし持っていない方は半永久的に使用できますので、今のうちに購入しておきましょう。
ネクタイはクールビズの場合、着けなくても良いです。そこは評価対象外です。逆に真夏にネクタイ+背広だと、
と聞かれるかもしれません。私は夏でもネクタイを着けて就活をしていたことが稀にありましたが、その時は、
と答えて乗り切りました。
話は戻りますが、このような身だしなみは必要最低限なことですが、こんなことで落とされたら悔しいです。むしろ、このチェックが一つでも入っていると要注意人物として挙げられ、基本的には落とします。そのためにも、しっかり身だしなみから整えましょう。
これらはイケメンになれ、可愛くなれと言っていません。あくまで清潔感を出しましょうと言っています。
【ポイント4】マナーや常識はあるか
どんなに些細なことでも、次のリクルーター面接官や人事に繋げます。例えば
- 挨拶ができる
- お礼のメールがあった
- タメ口を使っていない
などの些細なこともメモに残します。
確かにその通りで、正直どうでも良いです。リクルーターもテンプレだと理解しています。しかし、そのテンプレさえできない人は、マナーを知らない人と烙印を押されてしまいます。
他のリクルーターが面接したメモを見ますが、稀に『お礼メールが無かった』と書かれている就活生もいます。
そのため、どうでもいいと思っていても、必ずお礼メールは送りましょう。本当に内容は関係ありません。送ったか送ってないかだけの違いです。下記にお礼メールの雛形を書いていますので、参考にしてください。
また、
と言われても、タメ口は厳禁です。なぜか友達感覚で終始タメ口を使われたことがありましたが、問答無用で落としました。
【まとめ】リクルーター面談で落ちる方は当たり前のことを当たり前に!
これまで上げてきたことの中で、何もテクニックは必要ありません。どれも当たり前のことです。
と、思う方もいるかもしれません。しかし、びっくりするぐらい、当たり前のことができていない就活生がいることも事実です。だからこそ、この記事を読んだ学生は基本中の基本動作をしっかりしましょう。
ここまで書きましたが、一般社員の採用権限はそこまで多くありません。つまり落ちる人の方が少ないし、できるだけ落とさないようにしています。
しかし、落ちる学生がいるのも事実なため、リクルーターにする質問を事前に考えて、しっかり自己分析をした上で臨みましょう。
まだ自己分析が上手く行っていない方は、キミスカ
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