就活をしている中で、なんとなく志望順位もついてくると思います。その中で、志望していない企業の最終面接も出てくると思います。
最終面接は基本的に役員クラスですが、中には社長が面接の場に出てくる会社も存在します。そんな緊張感漂う中で『当社は第一志望ですか』と聞かれたらなんて答えますか?
間違っても、『第2志望です』とか『練習で受けています』とか発言しないようにしてください。
今回は『第一志望ですか』の模範解答は何て答えれば良いのか、説明していきます。結論から言うと、必ず『第一志望です』と言った方が良いです。
- なぜ第一志望と聞いてくるのか
- 第一志望と聞かれたらなんて答えればよいのか
Contents
なぜ最終面接で『第一志望ですか』と聞いてくるのか
最終面接を通過すると、内定が貰えます。若干意味合いは違うかもしれませんが、内定=入社の権利です。
そのため、『第一志望ですか』は、『この学生は本当に入社してくれるかな』と確認するために聞いています。
新卒採用の採用決定権は、役員などの経営陣が持っている企業がほとんどです。面接の時点で、『この学生はここの部門・ここの部署に配属させよう』と、ある程度の予測をして採用しています。
つまり、営業には何人、本社には何人と決められています。その計画に沿って学生を取ることが意味するのは、確実に入社してくれる学生が欲しいです。入社意思のない学生に内定を与えても、辞退されては意味がありません。
そのため特に最終面接では、学生に第一志望かが重要視されているわけです。ここで迷って、『第二希望です』や『迷っています』などと言ってしまうと、面接官も採用を迷ってしまいます。
上記から、迷っていたとしても『第一志望です』と言い切ったほうが、内定の確率が上がります。
ちなみに就活では、優秀な学生だけを求めているわけではありません。優秀であるに越したことはありませんが、確実に入社してくれる学生を一番に求めています。
実際に私が内定を貰って企業からフィードバックを受けた話です。
人事『ヒロさんは優秀だから当社には来てくれなさそう。と思っていたので、内定を出すか迷った』
(私は優秀ではありませんが、)このように優秀だから内定を出すわけではなく、入社してくれそうな学生に内定を出す傾向があります。
とは言いつつも、大手企業であれば、おおよそ3割ほどは辞退する計画が練られれいます。第一志望と言わなくても、企業にとって本当に欲しい学生には内定が出るかもしれません。
最終面接で『第一志望ですか』と聞かれたら、おすすめな答え方は2つ
第一志望です。と言い切る
一番オススメなパターンで、第一志望ではなくても、『第一志望です』と言い切ることです。
実際に心の中で分かっていても、良心が働きなかなか言い出せないのですが、心を鬼にして言いましょう。その際、『なぜ弊社が第一志望なのか』と理由を求められた際には、論理的かつ感情的に訴えかけると効果があります。
理由は言わずもがな、入社志望度の高い学生の方が内定の確率が上がります。
正直迷っていたけど、この面接を通して第一志望になった
これは、私がよく使っていたテクニックです。知らないけど。
せっかくなので、実際に面接で使っていたことを紹介します。
面接官:当社は第一志望ですか?
私:第一志望です。正直、今日ここに来るまで迷っていた企業がありました。しかし、今日面接をして感じたことは、御社の人柄に惹かれたということです。面接官の方が話しやすい雰囲気にしてくれ、特に私の良いところを見つけようとしてくれたことが嬉しく感じました。
この会社に入社すると、今後も強み(長所)を活かしてのびのび働けそうに感じました。そういうことから、確実に御社が第一志望と言えます。
少し文章はおかしいかもしれませんが、上記のように、迷っていたけどこの面接を通して第一志望になった。と言っても良いと思います。
面接官も褒められているので悪い気はしません。むしろ良い機嫌で帰ってくれるのではないでしょうか。
このように言っても『第一志望です』と言う時とそこまで問題ないと思います。
最後に:第一志望です!と言っても必ず内定が貰える訳ではない
当たりまえの事ですが、最終面接で『御社が第一志望です!』と言ったところで、必ず内定が貰えるわけではありません。また、『迷っています』と言っても内定が出ることもあります。
今までの総合的な判断によって内定は出ます。ロジカルに組み立てる必要があります。
しかし、採用にしようか不採用にしようか当落線上にいる場合、第一志望ということで、内定の確率が僅かながら上がります。反対に迷っている等言ってしまうと、不採用にグッと近づくと思っています。
私は最終面接でウヤムヤに答えていたからか、数社落とされました。『あの時第一志望ってはっきり言っておけば』という後悔も少なからずあります。そのため、この記事を読んでくれた学生にはこんなことで後悔してほしくありません。そのため、『必ず第一志望です!』と言ってください。
ちなみに内定への最終的な判断材料は、面接のみならずテストセンターでのSPIの結果も重要です。実はSPIって足切りのみならず、このような最終判断にも使われます。
加えて入社後の配属面談でも『君はSPIの成績良かったんだね』とか、『英語が苦手なんだね』とか言われている同期もいました。
つまり何が言いたいのかと言うと、面接対策のみならずSPI対策もしっかりすると、内定への近道となります。
そして最後に待ち構えている逆面接です。若手社員の場合、フランクに聞くことができるので、苦労しませんが、最終面接では会社の役員です。確実に緊張しますので、ある程度逆質問を考えてから面接に望みましょう。
下記は最終面接の逆質問の一例を紹介しています。おすすめは。面接官に成功体験を語らせることです。人は成功したことを話したがります。それは、大人になればなるほど顕著に現れます。
第一志望と言ったものの、本当に入社して良いのか迷うと思います。それは普通なことです。多くの方にとって、20数年生きてきた人生で一番難しい決断です。そのため、悩んで悩んで決断してください。自分で決めるのもよし、親に相談するのもよし、OBOGに相談するのもよし。最終的な判断は自分ですので、それに至る判断材料を手に入れた方が良いです。