座談会やOB訪問でなりふり構わず質問をしていませんか。少し気をつけるだけでとても有意義な時間となります。
今回はその座談会やOB訪問で気をつけたい事を紹介します。とても簡単で当たり前のことなので、今日から今すぐ実践できます。
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座談会やOB訪問では基本的にNG質問がないけど
座談会やOB訪問では、よく先輩社員が『ざっくばらんに話しましょう』と言ってくれます。そのため、基本的にNGな質問はありません。しかし、自分が聞かれて嫌なことは止めておきましょう。
一般的な座談会では就活生6名程度に対して先輩社員は1人です。自分だけが聞きたい質問ばかりしてはいけません。自分が質問している時間は、他の就活生や先輩社員の時間も奪っていることを忘れてはいけません。
また、OB訪問では1対1ですが、こちらも自分がされて嫌な質問は止めましょう。以下は会社の採用面接でしてはいけないNG質問となっています。
1. 本籍に関する質問
2. 住居とその環境に関する質問
3. 家族構成や家族の職業・地位・収入に関する質問
4. 資産に関する質問
5. 思想・信条、宗教、尊敬する人物、支持政党に関する質問
6. 男女雇用機会均等法に抵触する質問引用:厚生労働省大阪労働局
同じように学生側からも先輩社員に対して上記のような質問は止めておきましょう。
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また、よく就活生の疑問として挙げられるのが、福利厚生についてです。
福利厚生は選考が始まると聞きにくいです。さらに面接時の逆質問ではしないようにしてください。そのため、会社説明会での人事に確認や、座談会、OB訪問でしか聞けません。思う存分に聞いてください。
複数人いる座談会では必要ありませんが、OB訪問した際には必ずお礼メールも送ってください。
座談会・OB訪問のNG質問例1:資料や会社HPに載っていることは聞かない
自力で確認して分かるようなことは聞かないようにしましょう。時間が勿体無いです。例えば、
- 従業員は何人ですか?
- 従業員の平均年齢は何歳ですか?
- 有給休暇は平均何日間取れますか?
- 会社の売上高はどのぐらいですか。
のような質問であれば、下記のような具体的な質問の方が望ましいです。
- 従業員は何人ですか?
→グループやチームでは何人で行動することが多いですか? - 従業員の平均年齢は何歳ですか?
→グループやチームでは、何歳ぐらいのメンバーが集まっていますか? - 有給休暇は平均何日間取れますか?
→昨年有給休暇は何日間取得しましたか? - 会社の売上高はどのぐらいですか。
→任される案件の予算や規模はいくらぐらいですか?
できるだけその先輩社員にスポットを当てて、会社HPからは確認できないようなことを聞くことが有意義な時間に繋がります。
座談会の前に企業研究や業界研究はサラッとでもいいのでやっておきましょう。
座談会・OB訪問のNG質問例2:座談会は自分をアピールする場ではない
多くの座談会では、6名程度の就活生と先輩社員がセットになって、就活生の質問に先輩社員が答えていく形式です。
そこで、本当稀に、
のように、自分をアピールしている方もいます。座談会でそんなことをアピールしたことで、何のメリットにもなりませんので、今すぐ止めましょう。下記のように自分のことは極力省いてください。名前程度は名乗らないと失礼にあたりますので、こちらは問題ないでしょう。
また、座談会ではこのように自分をアピールされると他の就活生にも迷惑です。自分だけの時間ではないことを自覚しましょう。
座談会・OB訪問のNG質問例3:座談会では抽象的な質問より具体的な質問を心がける
これが一番大事です。抽象的な質問に対しては抽象的な答えしか生まれません。できる限り具体的な質問をしましょう。
例えば有給休暇について聞きたいのであれば、
だと抽象的で、本当に何が聞きたいのか分かりません。
そのため、先輩社員の回答にもブレが生じ、聞きたかった回答を得られない可能性があります。それならば、
- 先月有給は何日取りましたか?
- 昨年は有給何日取りましたか?何割消化しましたか?
- 有給休暇を取得したい時は、何日前までに申請が必要ですか?
- 有給休暇を取得したい時は、上司に理由を説明する必要ありますか?
の方が、具体性が増して、聞きたかった答えに近づきます。
座談会・OB訪問のNG質問例4:適当な社員に適当な質問を心がける
例えば、50歳前後の男性社員が座談会出てきたとします。
そこで、
- 女性にとって働きやすい環境ですか。
- 若手にとって働きやすい環境ですか。
このような質問を50歳前後の方が答えてくれるでしょうか。しっかり相手に合わせた質問をすることが良いでしょう。
女性特有の事を聞きたいのであれば、女性社員に質問をし、若手特有の事を聞きたいのであれば、若手社員に質問することとしましょう。
座談会では自分で聞きたい人を決めることができませんが、OB訪問では話の聞いてみたい方(年次や性別)を選ぶことができます。そういう意味ではOB訪問も有力な一つのツールです。
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座談会・OB訪問で気をつけたい事のまとめ
今まで述べた4つのポイントをおさらいします。
- 資料や会社HPに載っていることは聞かない
- 座談会は自分をアピールする場ではない
- 座談会では抽象的な質問より具体的な質問を心がける
- 適当な社員に適当な質問を心がける
特に『抽象的な質問よりも具体的な質問』は意識できていない学生が多いです。少しでも会社を知る良い機会ですので、座談会やOB訪問は大いに活用してください。
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座談会やOB訪問では福利厚生の事を聞いても問題ありません。福利厚生が気になるのであれば、選考が始める前に聞いておきましょう。