自己PRや学生時代頑張ったこと、志望動機など完璧に準備したと思って臨んだ初めての面接。最初の一言でつまずきました。
この一言で、『え、自己PRと自己紹介って何が違うの?』と頭が真っ白になりました。同じように迷う就活生は多いと思います。この記事では、自己紹介と自己PRの違いと、1分自己紹介・自己PRの作り方を例文つきで整理します。
読み終わる頃には『何を自己紹介で話して、何を自己PRで話せばいいか』がはっきりしている状態となるでしょう。
Contents
面接で迷う「自己紹介」と「自己PR」の違い
まずは結論から整理します。
- 自己紹介:自分がどんな人か、広く浅く伝えるもの
- 自己PR:自分の強みを、狭く深く伝えるもの
自己紹介は応募者の全体像をつかむためのアイスブレイクに近い役割がある一方で、自己PRは採用したときにどう活躍してくれそうかを確認する場です。
同じ内容を話しても、自己紹介と自己PRでは「どこまで深掘りするか」が違います。
自己紹介とは?1分で伝えるポイントと例文
自己紹介の目的
自己紹介は自分がどのような人生を歩んできたのか紹介する場であり、『興味あることについて質問して下さい』というスタンスでいました。もちろん正解はありませんので、自分の納得行く自己紹介を考えましょう。
特に、面接官に『この人はこういう背景の学生なんだな』とイメージしてもらうことが目的です。
そのため、深いエピソードよりも、全体像がわかる情報をコンパクトにまとめます。
自己紹介に入れるべき要素
自己紹介では次のような項目を入れるとバランスが良くなります。
- 大学名・学部学科
- 部活やサークル(趣味や特技)
- アルバイト
- 志望している業界/職種
- その他知っておいてほしいこと
- 一言そえて、よろしくお願いしますの挨拶
SIerやSE志望の場合は『なぜIT・SEに興味を持ったか』に繋がる文脈を入れておくと、その後の質問につながりやすくなります。
1分自己紹介の文字数目安
一般的に1分間に話せる文字数はおよそ300〜400文字程度と言われます。ゆっくりはっきり話すことを考えると、自己紹介は350文字前後を目安にすると話しやすいです。
短すぎると情報が少なく、長すぎると面接官が疲れてしまいます。1分弱で、相手が質問しやすい状態を意識しましょう。
1分自己紹介のテンプレ例文(情報系・SE志望)
実際に私が使っていた自己紹介を簡潔にまとめました。
◯◯大学△△学部□□科の●●と申します。ゼミではアルゴリズムを研究しており、C言語でのプログラミング経験もあります。そのような経験からSEに興味を持ち、就職活動ではSIerを中心に見ています。
学業以外では、幼稚園からサッカーをしており、今でも大学のサッカー部に所属しております。高校時にはインターハイにも出場しました。
また、体を動かすことが好きなので、大学1年生の頃からスポーツジムでアルバイトもしております。本日はどうぞよろしくお願いします。
このくらいの長さであれば、落ち着いて話しても1分はかかりません。 自分の経験に合わせて、項目を入れ替えてみてください。
個人的な意見ですが、『私はスポンジのようになんでも吸収できる性格です。』や、『私はゴムのように粘り強い人間です。』など、自己紹介の場でキャッチコピーをつけるのはやめたほうが良いです。
※あくまでSIerを基準に話しています。広告業界などキャッチーな個性を出す業界では良いかもしれません。
- 自己紹介は広く浅くを心がける
- 1分掛からないぐらいがベスト、350文字前後を目安に!
自己PRとは?企業に刺さる構成と例文
自己PRの目的
自己PRは
- 自分の強み
- その強みが会社でどう生きるか
を伝える場です。自己紹介よりも、一つの強みに絞って深掘りすることが求められます。
自己PRはきれいなエピソードより、『どう考え、どう行動したか』が大事です。
自己PRの基本フレームワーク
自己PRは次のような流れで組み立てると伝わりやすくなります。
- 結論:自分の強み
- 根拠:なぜその強みがあると言えるのか(価値観・きっかけ)
- エピソード:具体的な経験
- 活かし方:その強みを入社後どう活かすか
多くの就活メディアでも、ほぼ同じ構成が推奨されています。 結論を先に伝えることで、面接官が聞きやすくなる効果があります。
特に自己紹介の広く浅くと違い、こちらは狭く深くを意識しましょう。『私にはこのような力があるため、御社にとってこのようなメリットがあります。』とアピールしましょう。
自己PR例文(スポーツジムのアルバイト経験)
こちらも実際に私が使用してた自己PRを紹介します。
私はお客様の問題解決ができます。それはスポーツジムでのトレーニング指導の経験があるからです。トレーニング指導するお客様は一人一人問題点や課題があります。これを解決するために、2つを意識しました。
1つ目は聞くことに注力したことです。お客様の体をお客様以上に詳しくなれるよう、聞くことに力を入れました。時にはお客様が思っている問題点ではない、真の問題点を引き出すことができました。
2つ目は一人一人対応を変えることです。トレーニング指導するお客様は年齢や性別が様々です。そのため、マニュアル通りに対応するのではなく、話し方や接し方を変えることでお客様の理解度をあげようとしました。
指導した後日に、「◯◯さんのおかげで痩せた、膝や腰の調子がよくなった」と笑顔で言われることが嬉しいです。このようなお客様をお客様以上に理解し、問題解決する力はSEにも必要な力だと思っています。
冷静に見返すと、アピールに対してエピソードが若干ズレているような気もしなくはないですが、あくまで参考程度に捉えてください。
また、5W1Hを意識して想定質問も考えておくとよいです。私の場合は例として下記のように想定していました。
- なぜスポーツジムでアルバイトしようと思ったのか
- 気難しいお客さんの場合どのような対応をするか
- お客さんのトレーニング成果が出ない時にはどのようなアクションを取ったか
- アルバイトをしている時に、誰か目標とする社員はいたか
- その社員はどこがよかったのか
- いつアルバイトを始めようと思ったのか(きっかけ)
このような質問例は生成AIを使うと効果的です。むしろ今どき使っていないとやばいです。
自己紹介と自己PRのよくある失敗パターンと修正のヒント
自己紹介で自己PRを話しすぎる
ありがちな失敗は、自己紹介の段階で自己PRを長々と話してしまうパターンです。これでは、後の質問で話すネタがなくなり、会話が広がりません。
修正のヒントとしては、自己紹介ではあとで深掘りしてほしい話題を軽く触れる程度に留めましょう。私の例だと
- サッカー部での経験
- スポーツジムでのアルバイト
など、キーワードだけ入れておけば十分です。
自己PRが「いい話の紹介」で終わっている
別の失敗パターンは頑張ったエピソードを語って終わってしまうケースです。これでは、「その経験から何を学び、どう活かせるか」が伝わりません。
そのため、最後に必ず『だから、御社ではこう活かしたい』という一文を入れて締めることを習慣にしてください。
自己紹介と自己PRの内容が完全に同じ
同じエピソードを使うのは問題ありませんが、まったく同じ話し方をすると、面接官には準備してきたことを繰り返していると伝わってしまいます。
そのため、自己紹介では概要を、自己PRでは具体的な場面や数字を話すように、解像度を変えてください。
【まとめ】自己紹介と自己PRの違いを押さえて「話し分け」できるようにしよう
自己紹介と自己PRの違いは、とてもシンプルです。
- 自己紹介:自分の全体像を知ってもらう
- 自己PR:自分の強みを、深く伝える
次の面接までに1分自己紹介と自己PRの原稿を一度声に出して確認してみてください。違いが体に馴染むと、最初の一言で慌てることがなくなります。
ちなみに面接に活かせるのはロジカル面接術がおすすめです。
面接での自己PRやガクチカでの強み、志望動機などを通して、どのようにアピールすれば、採用に近づくのか、その道筋がロジカルに説明されています。
毎年のように発行されており、年度によってそこまで内容に変わりはありません。そのため、昔の本でも良いので一読した方が良いです。Amazonでの安値でポチるか、書店でパラパラと読んでみて下さい。これだけはマジです。騙されたと思って読んでみて下さい。











