三菱系っていろんなシステム会社があって、いまいちどこの会社が何をしているのかイメージしづらいですよね。今回は三菱総研DCSについて紹介します。
Contents
就活で感じた三菱総研DCSの特徴
事業内容や特徴
金融系が得意分野でもあり、特にクレジットカードに強みを持っています。三菱総研が親会社であり、MUFGも2割ほど出資しています。
業務内容はMUFG向けの仕事が6割程あり、三菱総研DCSが作る側でMUITが管理する側と聞きます。下流工程を担当することもあれば、アウトソーシングすることもあります。
三菱総合研究所、三菱UFJフィナンシャルグループのシステム開発がメインですが、その他にも約5,000社との取引実績があります。特に人事給与システムは1970年に設立依頼のキャリアでもあり、約2,000社の導入実績があります。
研修には力を入れており、その成果もあり技術力はとても高く、CMMI(Capability Maturity Model Integration,能力成熟度モデル統合)レベル5を取得しています。レベル5を達成しているような企業は国内に8社のみです。代表的な企業はNTTデータが挙げられますので、簡単に言うと同等の技術力を擁していることになります。
勤務地や福利厚生
9割が東京都内の勤務で基本的に転勤はありません。2,500人中2,000人ほどが本社勤務で、残りが三菱UFJ(MUIT?)に常駐しているようです。
基本的な福利厚生は三菱UFJグループに付随しており、基本的なことはベネフィット・ステーションが使えます。
持家の場合は住宅補助がありませんが、借り家の場合は独身2万、既婚者3.5万程度の支給があるようです。資格の受験料はもちろん、資格取得のためのスクールの受講料も補助があります。昼食手当やアミューズメントパークの割引もあり、金額は少ないながらそれなりに網羅されております。
ちなみに社食はメニューが少ないですが、昼食だけではなく、夕食の提供もしています。清掃業者が毎日清掃をしているため、どこも綺麗に保たれています。品川シーサイドのビルは高層ビルなので眺めも良いです。
実際に働いている社員からの三菱総研DCSの口コミや評判
ここからは実際の転職サイトに載っている口コミや評判を紹介していきます。あくまでネット上での話です。できるだけ座談会やOB訪問にて自分の耳で確かめてみましょう。
良い口コミ・評判
- 日本を代表する金融機関の仕事に誇りがある。
- 大手金融機関のグループ会社のため、金融機関自体が破たんしない限り安定。
- 三菱UFJフィナンシャルグループ内のシステムを扱うため、社会貢献度が高く、一つシステムを導入するたびに達成感がある。
- 金融だけでなく一般企業向けのシステム導入をしており、金融分野以外でも成長。
- 新卒者はSEで経験を積ませる為、IT業界の人間としてしっかりとした土台作りができる。
- 様々な研修があり、試験を受けたりスキルアップできるようになっている。
- 時短勤務9~16時で在宅勤務も可能です。午前中は自宅勤務など柔軟に対応できるので、子供が小さくても安心して働ける。
- 繁忙期があるの波はあるが、比較的残業時間は少ない。平均で20~40時間程度。
- もちろんサービス残業はない。
- コンプライアンス意識が高く、徹底されている。
- ボーナスは必ず毎回2ヶ月以上、合計2回ある。
- 雰囲気はどちらかというと真面目に近い感じ。
- 毎日18時を過ぎると清掃業者がきて、フロアの清掃をしたりしているのでキレイ。
- 昔は客先常駐が会社の稼ぎ頭であったが、近年は自社開発にシフトしている。
三菱UFJフィナンシャルグループのシステムを扱うため、社会貢献度が高いと感じられるようです。また、これからも会社が潰れる心配はありません。
悪い口コミ・評判
- 他会社と比較すると、新しい物へのチャレンジに欠けている。
- 技術力が乏しい。パートナー会社と比べるとレベルが低すぎる。
- ベンチャー企業のような仕事の成長ではなく、財閥系の会社で生きていく処世術が必要。
- 人によって仕事の振られ方が違うので、忙しい人とそうでない人が両極端。
- 時短勤務でもサービス残業しないと終わらない仕事量。結局、時短勤務になったものの、時短勤務になっていない上に給与が下がった。
- 時短勤務の場合、新人並に給与が下がるのに、仕事の難易度は上がったり、仕事量が減らない。
- 一定の年収に到達したら、何を目指すべきかが見えにくい。だいたい600~700万円。
- 管理者以外の担当者レベルの給与水準は高くない。
- 教育制度は現場の事情や教える側に差があり、学べる内容、量にかなり差がある。
- フレックスを導入しているが、ほとんど利用できない。
- パートナー会社(ベンダー会社)の方が多く辞めていく。
- プロジェクト次第では、サービス休日出勤も多い。
- 各職級の昇格要件は、社内規定に定義されているが、推薦枠が別に存在しており、明らかに昇格要件を満たしていない上司受けの良い社員が昇格している。
- 住宅補助があるが、他社に比べると少ないと感じる。
- 他社と比べるとそれなりに福利厚生はあるが、住宅補助など金銭的な補助は少ない。
口コミや評判はネット上の噂に過ぎません。百聞は一見に如かず。口コミサイトで調べるのも良いですが、時間があればOB訪問も積極的に行いましょう。特に志望度が高い企業であれば尚更です。
ビズリーチ・キャンパスならば自宅からOB訪問を申し込めます。わざわざ大学のキャリアセンターに出向く必要がありませんので時間短縮の面でもおすすめです。
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三菱総研DCSの選考フロー
三菱総研DCSの選考フローは以下の通りです。
- 説明会(webまたは自社)
- テストセンター
- グループディスカッション&ES
- 1次面接
- 最終面接
説明会参加は必須ですが、webでも参加可能なのは嬉しいです。地方の方も参加しやすく、IT企業のあるべき姿ではないでしょうか。
面接は基本的に1対1で行うようです。1点問題点があるとすれば、グループディスカッションや面接の際にはりんかい線の品川シーサイド駅に行かなくてはいけないことです。この路線は割高であり、交通費が結構掛かります。志望度が高くないと厳しいですね。
ESの内容
ESの内容は3つでした。
- 大きな目標にチャレンジしたこと
- 具体的に上記ではどのような行動をしたか
- 入社後何がしたいか、また、就職先で重視するポイントは何か
上2つは自己PRと同じです。今回は『入社後何がしたいか、また、就職先で重視するポイントは何か』で利用した内容を紹介していきます。
SEとして上流から下流工程まで関わりたいです。その中でも金融分野は1秒も止めてはいけない責任感ある仕事です。大きな責任があれば早く自己成長できると感じています。
重視するポイントは2つあります。1つ目は企業規模です。大企業であればあるほど社会に貢献できると考えています。2つ目は周りの社員のレベルです。今までより高いレベルに身をおいて、仲間と切磋琢磨してきました。貴社はCMMIレベル5と伺い、トップクラスの技術力があると感じました。ここでならば、より自分の成長に繋がると感じています。
両方とも自分の成長に繋げましたが、今見返すと微妙ですね。
三菱総研DCSの就活生の学歴
インターンシップやグループディスカッションの時に話した感じだと、日東駒専からMARCHあたりがメインだと推測できます。それほど高学歴ではないと推測しました。
採用実績校:
青山学院大学、茨城大学、宇都宮大学、大阪工業大学、大阪市立大学、大阪大学、大妻女子大学、お茶の水女子大学、香川大学、神奈川大学、関西大学、関西学院大学、学習院大学、北九州市立大学、九州大学、近畿大学、慶應義塾大学、甲南大学、神戸大学、公立はこだて未来大学、駒澤大学、埼玉大学、滋賀大学、静岡大学、芝浦工業大学、首都大学東京、上智大学、成蹊大学、成城大学、西南学院大学、専修大学、千葉工業大学、千葉大学、中央大学、筑波大学、津田塾大学、電気通信大学、東海大学、東京学芸大学、東京経済大学、東京工業大学、東京女子大学、東京大学、東京電機大学、東京都市大学、東京理科大学、東北大学、東洋大学、同志社大学、獨協大学、長崎大学、奈良女子大学、南山大学、日本女子大学、日本大学、一橋大学大学院、弘前大学、広島大学、法政大学、北海道大学、明治学院大学、明治大学、山形大学、山梨大学、横浜国立大学、立教大学、立命館大学、龍谷大学、早稲田大学
ウィノナ州立大学、延世大学校、セントラルオクラホマ大学、セントラルミシガン大学、台湾大学、ブラッドフォード大学 等引用:リクナビ2021
ただ一方で、採用実績校はなかなかの高学歴が集まっています。採用実績校は今までの採用ですので、そこまでビビらないでも良いと思います。
他の就活生が使用していた三菱総研DCSの志望動機を紹介
箇条書きで三菱総研DCSの志望動機を紹介していきます。志望理由に正解はありませんので、自分の言葉で伝えられるようにしましょう。
- 三菱UFJグループと三菱総研と太いパイプがあり、大規模案件に関われる
- 安定した経営基盤が整っている
- 金融・クレジットカード部門という安定した事業基盤がある
- 銀行系という強みから、若い時から責任ある仕事ができる
- 金融事業で培ったノウハウや技術力を活かし、幅広い業界にソリューションを提供できる
- 金融業界だけでなく他業界も顧客のため、知見を広げるチャンスがある
- プライムベンダーとしてプロジェクトに関わることができる
- 先端なICTを用いて幅広い分野でサービス提供し、人々の生活に貢献できる
- フィンテックやAIなど世界に挑戦するための新技術に積極的に取り扱っている
- 高い自己資本比率により新技術開発への投資も見込め、将来に期待ができる
- システム開発の上流から下流までに携わることができる
- コンサルから運用までトータルソリューションで提供できる
- CMMIレベル5を取得しており、学べる環境や社内制度が整っている
- CMMIのレベルから高い水準で働け、成長環境が整っている
- 研修制度がしっかりしており、文系出身者のSEの方が多く活躍している
- 人物重視のため、自分と似た性格の人と働ける
多くの方が志望動機にしているキーワードは2つにまとめられます。『銀行系の安定した基盤』と『CMMIレベル5を筆頭に成長できる環境』が多く見受けられます。
私が選考で使用していた三菱総研DCSの志望動機
私が利用していた志望動機は2つに分けています。
- 企業規模の大きさ
- 教育制度や技術力の高さ
まず一つ目が企業規模です。働くからには多くの方を支えられるような仕事がしたいと考えています。その中でも金融系は他の業界と規模が違います。1秒も止めてはいけない責任感を元に、自分自身成長していきたいです。
2つ目は教育制度や技術力の高さです。CMMIレベル5が表している通り、業界トップクラスの技術力があります。ここでならば、自分の成長に繋がると感じています。
三菱総研DCSの結果&まとめ
グループディスカッション通過後に辞退しました。
特に優先度が高いわけではなく、他の会社から内々定を頂いたので辞退しました。三菱系特有の力強さがあまり伝わってきませんでした。