JR東日本を支えているのが、このJR東日本情報システム(JEIS)です。
JRのシステム会社と言えば、JR東日本情報システムも存在し、お互い同じようなことを行っているのではないか。と思っていた日もありました。
今回は、JR東日本情報システム(JEIS)を紹介するにあたり、JRシステムと違う点も説明していきます。
Contents
就活で感じたJR東日本情報システム(JEIS)の特徴
事業内容
JRシステムと違って、東日本限定の事業です。JR東日本情報システムに代表するシステムは新幹線総合システム(COSMOS)です。
8割がJR東日本の仕事です。これぞユーザー系の会社って感じですね。ほとんど上流工程が担当で、下流工程はほとんどやらないようです。
鉄道系の仕事のみならず、駅ビルからカード事業、海外へICTで支えています。親会社であるJR東日本の企業研究をすれば上記のことは分かります。つまり、システム会社志望でも、親会社(事業会社)の企業研究もある程度はした方がよいです。
人材育成に力を入れており、5年で1人前のSEに育て上げると人事の方が言っていました。
勤務地や福利厚生
30~40歳でプロジェクトリーダーになるような人材研修があります。
住宅手当7割または寮に12000円で住めるようです。勤務時間は9:20~18:00のフレックス制です。コアタイムは9:20~14:00と出勤時間は決められています。
また、福利厚生ははカフェテリアプラン方式を採用しており、自分で好きなプランを選択できる。基本的に福利厚生はJR東日本に付随しますので、かなりの待遇かと思われます。
給料の推移
JR東日本情報システムでの給料推移を、転職口コミサイトより、概ねの給与推移をまとめました。
- 27歳:500~550万円
- 28歳:500~600万円
- 30歳:550万円
- 34歳:600万円
- 40歳台(サブリーダー):700万円
- 40歳台(リーダー):800万円
情報がかなり少ないのですが、おおよそこの程度のようです。
特徴は基本給が少なく設定されており、残業で稼いている方が多そうです。また、手当が手厚く、例えば住宅手当が家賃の7割ほど(上限あり)を補助してくれます。
また、ボーナスは年2回の合計5,6ヶ月程度の支給ですが、そもそもの基本給が低いため、満足行く額は貰えていないようです。
実際に働いている社員からのJR東日本情報システム(JEIS)の口コミや評判
ここからは実際の転職サイトに載っている口コミや評判を紹介していきます。あくまでネット上での話です。できるだけ座談会やOB訪問にて自分の耳で確かめてみましょう。
良い口コミ・評判
- 上流工程中心のため、若いうちからシステム設計に携われる。
- どのプロジェクトもシステム開発する人数が限られているため、個人の裁量は大きい。
- 最近はシステムを起案し、親会社に向けて提案する例もでてきた。
- 自ら提案すればそのための予算を取得し、PoCを行うこともできる。
- 将来的には既存システムのリニューアルがたくさん出てくる。
- 普通に生活していると、目にすることが多いシステムなので、役に立っている感は強い。
- JRがITを駆使したシステム構想をしているため、その仕事を任せられる可能性がある。
- JRという世の中の基盤となっている企業の仕事を任せられます。
- 文系卒でも社内の研修が充実しているため問題ない。
- 研修センターが独立して存在しており、年度別に様々な研修を受けることができる。
- 女性社員が時短勤務や育休が取得しても非難されるような状況は当然ない。
- 産休、育休の制度は整っており出産しても働きやすい。周りにもママで働く人は多い。
- フレックスであり、子どもの送り迎えのため朝早く来たり、夕方早く帰ったりできる。
- 役職についている女性も多くいるため、性別によって昇進しづらいということはない。
- 家賃補助がかなり出るため賃貸の家に住んでいる場合はたすかる。
- 若い人で転職は増えてきたが、少ない方。中途採用はほとんど聞かず、新卒から7割は定着している。
- ビル1階にコンビニがあり、オフィスキオスクも各階で導入している。
- 新しいビルであるため、基本的に綺麗。
鉄道は多くの方が毎日と言っていいほど利用します。そのような社会インフラをIT・システムで支えられることが、やりがいに繋がっている社員も多いです。福利厚生も整っている印象ですが、口コミは少なかったです。
悪い口コミ・評判
- オフィス内は人がいっぱいで、一人一人の空間は狭い。
- 昼休み時は電気を消す習慣があり、自席で一人で食べる人も多いためか、雰囲気は暗い。
- 駅から徒歩10分程度で若干の不便。大学生が多い地域のため、騒がしく、かつ汚い。
- 年々成長が感じられなくなっていて、正直個人的には長くは続けられないです。
- 成長は難しい。ほぼシステム化が完了しており、メンテナンスやリプレイスが中心となっていく。
- あまり競争力が働く環境ではない。バリバリ仕事をこなしたいという人には不向き。
- 新しいことへの挑戦はまったくない。安全を売りにしている業界なだけに難しい。
- 有給消化率は50%程度で会社の取り組みはない。希望があれば休めますが、いつ体調壊すか分からないので少しずつ消化している。
- 現在の部署は派遣20名、社員2名なのでなかなかまとまらない部分が多少はある。
口コミや評判はネット上の噂に過ぎません。百聞は一見に如かず。口コミサイトで調べるのも良いですが、時間があればOB訪問も積極的に行いましょう。特に志望度が高い企業であれば尚更です。
ビズリーチ・キャンパスならば自宅からOB訪問を申し込めます。わざわざ大学のキャリアセンターに出向く必要がありませんので時間短縮の面でもおすすめです。
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JR東日本情報システム(JEIS)の選考フロー
JR東日本情報システムの選考フローは一般的な流れで進んでいきます。
- 説明会(必須)
- ES&テスセン
- 1次(GD&個人面接)
- 最終(役員)
ES内容は以下の2テーマがあり、両方とも800文字と経験した中でも最大級です。
- 他のSIerと比較した上で、JEISの志望動機
- 自分自身の強み
同業他社との比較もあるため、ユーザー系SIerの業界研究はもちろんですが、特にJR東海情報システム(JTIS)やJRシステムといった鉄道系のユーザー系SIerとの比較も行いましょう。
JR東日本情報システム(JEIS)就活生の学歴
インターンシップ参加時には、ニッコマから早慶までいましたので、幅広いと思われます。JRシステムと同じレベル、または少し上でしょうか。
採用実績校:
<大学院>
会津大学、青山学院大学、茨城大学、岩手大学、宇都宮大学、神奈川工科大学、京都大学、高知大学、公立はこだて未来大学、埼玉大学、首都大学東京、信州大学、上智大学、千葉工業大学、中央大学、電気通信大学、東京大学、東京工科大学、東京工業大学、東京電機大学、東京都市大学、東京農工大学、東京薬科大学、東京理科大学、豊橋技術科学大学、長岡技術科学大学、新潟大学、日本大学、法政大学、北海道大学、明治大学、山形大学、山口大学、横浜国立大学、立教大学、立命館大学、早稲田大学
<大学>
会津大学、青山学院大学、秋田県立大学、岩手県立大学、宇都宮大学、大妻女子大学、お茶の水女子大学、神奈川大学、神奈川工科大学、関西大学、学習院大学、群馬大学、工学院大学、國學院大學、国際基督教大学、国士舘大学、埼玉大学、芝浦工業大学、首都大学東京、上智大学、成蹊大学、成城大学、専修大学、高崎経済大学、玉川大学、千葉大学、千葉工業大学、中央大学、筑波大学、津田塾大学、電気通信大学、東海大学、東京医療保健大学、東京海洋大学、東京学芸大学、東京工科大学、東京工業大学、東京女子大学、東京電機大学、東京都市大学、東京理科大学、東邦大学、東北大学、東北工業大学、東洋大学、獨協大学、二松学舎大学、日本大学、日本女子大学、弘前大学、広島大学、福島大学、文教大学、法政大学、北海道大学、北海道情報大学、宮城大学、武蔵大学、明治大学、山形大学、山梨大学、立教大学、立正大学、立命館大学、龍谷大学、和歌山大学、早稲田大学
<短大・高専・専門学校>
大原情報ビジネス専門学校、群馬工業高等専門学校、KCS大分情報専門学校、KCS鹿児島情報専門学校、KCS福岡情報専門学校、東京IT会計専門学校、長野工業高等専門学校、名古屋情報メディア専門学校、新潟情報専門学校、福島工業高等専門学校、北海道情報専門学校引用:マイナビ2021
他の企業との相違点は短大、専門学校などからも採用実績があることです。このようなことから学歴ではなく、今まで何を経験してきたのかが重視されそうです。
他の就活生(内定者)が使用していたJR東日本情報システム(JEIS)の志望動機を紹介
箇条書きでJR東日本情報システムの志望動機を紹介していきます。志望理由に正解はありませんので、自分の言葉で伝えられるようにしましょう。
- JR東日本という公共性の高さと使命感にひかれた
- JR東日本という強力なバックボーンにより安定している
- 多くの人々が利用する様々な生活場面で社会貢献が出来る
- 鉄道は1日の輸送人数が1,700万人以上と、多くの人々を支えられる
- 普段から利用しているサービスに携わることで、大きな社会貢献ができる
- 鉄道システムは必要不可欠でシステムが止まることは許されな使命
- 鉄道という公共性のとても高い大規模なシステムに憧れた
- 新幹線やsuicaなど安定した事業以外にも、最新ICT技術を積極的に利用していこうという姿勢
- 鉄道だけではなく最新のICT技術を使って挑戦し続ける姿勢
- Suicaシステムの開発に携わりたい
- Suicaシステム開発に関わり、より良い電子マネーのあり方と社会の発展に貢献したい
- Suicaなど電子マネーのデータを用いたことがしたかったから
- インターンで話した社員の雰囲気がとても良かった
- 選考過程でお会いした人事や社員の方の対応が非常に丁寧でとても好印象
- 選考を通してお会いした社員の方の感じも良く、社風もよさそう
- 研修がしっかりしている
多くの方が志望動機にしているキーワードは2つにまとめられます。『JR東日本という大きな存在』と『suica事業の魅力・成長性』が多く見受けられます。
私が選考で使用していたJR東日本情報システム(JEIS)の志望動機
JR東日本情報システムで使用していた志望動機は1つです。
それは、『大規模なシステムに関われる』ことです。ユーザー系SIerの銀行や保険のシステムは毎日使うイメージは正直ありません。しかし、鉄道システムは学生から高齢の方まで多くの方が毎日必要としています。そして自分自身毎日利用することができ、社会を支えている実感が湧きます。特に日本の輸送システムは分単位、秒単位に計算されており、そのような緻密なシステムに関わりたいと感じています。
JR東日本情報システム(JEIS)選考結果&まとめ
ESでは800文字とかなり対策したのですが、ES&テストセンター落ちです。
就活で会った人や大学の友人と話したところ、結構ES&テストセンターで落ちている方が多いように見受けられました。特にテストセンターの脚切り点数が高いとも言われていますので、SPI対策などは必須でしょう。
JR東日本情報システムは、親に付随して福利厚生がかなり整っており、ワークライフバランスも取れていることから行きたかった企業でした。個人的にはかなりおすすめの企業です。